【あんスタ】私達の星奏館11【月永レオ】

Feb.358 ページ24

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ありがたいことに、翌日に『採用メール』が届き、無事P機関に入職することが決まった。どこから聞きつけたのか知らないけど耳が早すぎるあんずちゃんからは驚きとお祝いのメールが届いた。





｢お手伝いできることがあればなんでも言ってください！｣って来たけど、本当にいい子すぎんか…！あんずちゃんすっごい忙しいって聞くのに…！







｢ふぅ……｣






深く息を吐いて、自分の企画書と向かい合った。私が今回やろうとしているのは、『バンドフェス』。少し大きめの箱で、出来ればバンドさんを10組ぐらい呼んでやりたいなと思っている。






いやぁ…集まるかなぁ…。集まらなかったら、誰かにお願いして出演してもらえば大丈夫かな…、うん。






先日、晃牙から｢弟にギターを教えてるんだけどよ〜｣ってメールが来た。……っ！？ってなったんだけど、楽しくやってるみたいで安心した。｢迷惑かけてごめんね｣と送れば、｢俺が好きでやってるから大丈夫だぜ。気にすんな｣って返ってきていい子すぎて涙ちょちょぎれた。いつか菓子折り持ってお礼言いに行こう。







ホームページを作成し、『出演者募集中！』と大きく見出しをつける。晃牙にはこの企画のことは言ってるし、応募することもお願いしてる。陸斗にもいつか伝えるつもりだけど、私の企画ってことはばれないようにしたい。なんか恥ずいし、ね。









この後手伝ってくれるスタッフさんと打ち合わせをして、今日の仕事は終わり。久しぶりなこの感覚に緊張しながらもワクワクしている自分もいた。







手の震えや吐き気は不思議とない。ここまで回復してると自分でも思ってなかった。全部全部みんなの__レオのおかげだ。感謝しなくちゃな。









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