9匹 ページ11
ちゅ、ちゅっ、と静かな部屋に響くリップ音。
『 ん、も、いいから』
ずっと飽きずにキスを落とし続ける赤司先輩に手で静止をかける。恥ずかしすぎるのだ。
赤「すまない…久しぶりでつい、ね？」
なんていうもんだから、余計に顔に熱が集まる。
『 う、あぁ、もう寝るんで。おやすみなさぃ』
顔を隠すように背けて今度こそ布団をバッサリと被った。
…背後からクスリ、と笑い声が聞こえた気がしなくなくなくもない。
しばらくしてから赤司先輩も隣でモゾモゾしたかと思えば、隣で寝るようすで背中越しにそれを感じた。
＊
ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘ────
枕元で爆音。
鼓膜が破れる前にと、枕元を手で探りつつアラームをバチンッ！！とぶっ叩いて止める。
『 んん"』
今日も休みだから、早く起きなくて全然いいんだけど、アラーム設定OFFにするの忘れてた。
くっそぅ…しくじった。
1度、ごろりと寝返りを打とうと思い身体を動かした…筈だがピクリとも動かなかった。心做しか重く感じるし。
まだ覚醒できていない微睡み状態の私は状況理解出来ずにぼんやりしていたが、んっ、という声が聞こえてきたことから昨日の出来事を思い出した。
あ、赤司先輩と復縁したんだっけ。
それで家に2人で帰ってきた。
んでもって、ベッドの取り合いして、き、キスして、
それで…
あ、一緒に寝た気がする。
『 あ"っ！！！！！！！？？』
飛び起きたわ。眠気吹っ飛んだわ。
身体が動かなかったのは、赤司先輩の腕が乗っかっていたかららしい。
そんなことより驚きすぎて早朝から大声をあげたことに今更ながらにやばっ、なんて思った。
近所迷惑もいいとこすぎる。
だが、隣の赤毛は起きる気配ZERO〜
何なんだ、この人。
そう思いつつ、テツヤか大我が怒鳴り声を上げて私の部屋に入ってくる前に二度寝てしやろうと、もう1度ベッドにダイブした。逃げるが勝ち。
隣の赤司先輩なんてもう気にせんぞよ。
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みるくてぃー(プロフ) - *。赤司 妃奈 。*さん» 私も一緒に寝たいです(^q^)ありがとうございます。頑張ります！ (2017年6月11日 19時) (
レス) id: bb474275ba (このIDを非表示/違反報告)
*。赤司 妃奈 。* - 一緒に寝る！？いいですねぇ〜´∀` 赤司様と寝れるなんて羨ましい！！続き頑張ってください^^ (2017年6月11日 19時) (レス) id: 97081c23e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：糖分 | 作成日時：2017年6月3日 15時
