8日目_1 ページ45
・
ありがちな小鳥のさえずりなんてなく、聞こえてくるのは雨の音。
目を開けるとそこには木目の天井が見えた。
そして布団の中。
おかしい。
昨日...私は...。
ガチャッ
「っ!?」
「あっ、目覚ましたんだ」
「えと...チョロ松?」
「正解」
過去の事がフラッシュバックする。
チョロ松は...委員会で...。
精神的な攻撃が多かったなぁ。
...まって、なんでチョロ松がいるの?
ここ...まさかだけど...。
「ままま、松野家...!?」
「うん。ほら腕出して、腫れてるんだから」
「いっ...」
腕を捕まれ、強引に袖をまくられる。
「いやっ...!!」
腕を振り払い、布団から出ようと立ち上がるが...
「危ない!」
足がふらつき、倒れそうになった。
チョロ松に支えられゾッと鳥肌がたつ。
やだ、触らないで。
ひゅっと喉がなった。
次第に呼吸が乱れていく。
目に涙が溜まっていく。
これって...
「...ふっ...ハァッ...ハァッ!げほっ...ハァッ!」
「え...!?A!?」
すぐにわかった。
____過呼吸だ。____
「あっ...がっ、げほっハァッハァッハァッ!!」
「え?え??どうしよう...!!えと...!!こういう時って...」
チョロ松がうろたえる。
そして背中に手を伸ばして、はたと手を止めた。
きっと察しのいい彼のことだ、すぐにわかったのだろう。
「おーいチョロ松、大丈夫...って、おい!」
意識がまたぼやけ始めた瞬間、見えたのは
カラ松だった。
643人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ギル(プロフ) - 続編がああああああああぁぁぁ(´;ω;`) (2021年10月27日 3時) (レス) @page50 id: 8a5fdb90b0 (このIDを非表示/違反報告)
50音P - 続編、、、、 (2019年1月17日 17時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんまつ(プロフ) - 続編んんんんんんん!!! (2017年6月23日 6時) (レス) id: 6274d6d5a0 (このIDを非表示/違反報告)
日野 - 読ませていただいています、指摘すみません。 1日目6のトド松の台詞がパソコンになっていますので、修正お願いしたいです。 (2016年12月29日 12時) (レス) id: e1b4cd68cc (このIDを非表示/違反報告)
AOHA - 続きが、気になります!更新ファイトです! (2016年8月17日 0時) (レス) id: aedf60c910 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鈴鶴@メガネ=本体 | 作成日時:2016年3月7日 21時