【十四松】ウソツキ幼馴染みは余命１ヶ月【おそ松さん】

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三日目



「チョロ松、楽しみだね！」



「そっ、そうだね」



昼はライブやコンサート、けど...一番のイベントは



「カラ松、たしか主人公だもんね!!」



そう、演劇部の演劇。
今年は特に凄いと話題だ。



期待に胸を膨らませ、舞台を見つめた。
ストーリーは男女のすれ違い。


男の子の勘違いに女の子が突き放されてしまう。
原因は男の子と仲のいい女の子に嫉妬した妹。
まぁ、結果はハッピーエンドだけど。


なんで知ってるかって言うと...シナリオは私が考えたから!!
相談されたんだよね！


「あっ、始まった」



仲のいい男の子と女の子、そして妹に見事騙される男の子...泣き叫ぶ女の子。



「すごい」



本音だ。
こんな心が苦しくなる様な...痛い。



しばらくし、嘘がバレる妹。
仲直りする男の子と女の子。
そして、ハッピーエンド。



「凄かったねー！カラ松の演技力流石だよー!!」



「ほんとにね」



隠れファンクラブがあるくらいだ。
カラ松の人気はやばい。



「あっ、屋台出てる!!行こうよ!!」



「太るよ？」



「いいもん！」



＿＿＿＿



時間が来た。
プールで三人で見る予定だ。

それまで、まぁ、いろんな人の歌を聞いたり、クラスごとの演劇を見たり、...。



「あー！いたいたー!!」



「待ってよ十四松兄さんー!!」



「来た」



三人でプールの縁に腰掛け、空を見上げる。
と、同時に花火がうち上がった。



バァーン!!って、大きな音で、大きな花を咲かせて。



「綺麗だなぁ」



「...本当はAちゃんと二人で見たかったけど」



「え？」



横を見ると十四松と目が合う、けど彼は顔を赤くしてすぐに視線をそらしてしまった。



嗚呼、本当に綺麗。




そして、...儚い。



＿＿＿＿
｢おそ松くん...私、おそ松くんが好きなの!!｣




｢まじ！？俺もAが好きだった!!｣




_番外編、文化祭。end_

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