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マネージャー事情II ページ11

茜side

一ノ瀬ってバカだよね
いい意味で←円「いい意味のバカって何!?」
それじゃぁあっちも黄瀬涼太で正解かな?

「遠野ー」

遠野は肩をピクリと動かし
こちらを向く
私の顔絶対怒ってる
すると、素早く黄瀬涼太の後ろに隠れた

「遠野、サボって何してんだ」

「茜先輩、怖いですぅ(゚Д゚;)ビクビク黄瀬せんぱぁい、ここあ怖いですぅ」

なんだろ、めっちゃイラつくな
あのぶりっ子
これで庇ったら黄瀬涼太はマジで嫌な奴だな
こんなわかりやすいほどのぶりっ子いないよ

「先輩がわざわざ来てくれたんスから帰った方がいいっスよ」

トゥンク

ヤバッ、なにこの気持ち
こんなん私じゃないよ

「ほら遠野帰るよ」

「いーやーでーすぅ」

遠野の腕を引っぱると
見た目からは想像出来ない力で踏ん張って
私の体制が崩れた

グラッ

やばい、頭ぶつける
痛みに覚悟するが痛みは一向にこず
恐る恐る目を開けると
黄瀬涼太の腕の中にいた
(இ௰இ`。)ちょちょちょちょっとまてぇい
何何何何何何何何何何何
何なんだこれはァァァ

「大丈夫スか?」

「うん、大丈夫でふ」

「黄瀬先輩の浮気者ォー」

泣きながら走り去る遠野

「ちょっと待て、あのありがとう」

「気にしなくていいっスよ」

にこやかな笑みを私に向ける
あぁやっぱカッコイイ
ってなんだよこれ
ううんそんなはずない
これが恋なんて認めるかぁー



その頃の一ノ瀬たちは

「茜たち、遅っ」

「何処まで行ってるんでしょうね」

「日本一周してきたりして」

「茜先輩なら出来そうですね」

「咲口って茜をなんだと思ってんだろ((ボソッ…」

「何か言いました?」

「ううん」

これはまだ茜と遠野がいないことを覚えている時です

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作者名:傍観者M | 作成日時:2017年12月21日 22時

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