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ページ22

…頭が ズキズキ と痛む…

殴られた所が ドクンドクン と脈を打ち、
ポタポタ と血が滴り落ちた…





貴『…ってぇな。コノヤロー…』





頭を抑えながら体を起こし、
僅かに歪む視界を戻そうと フルフル と左右に首を振る…





場「A!!大丈夫か!?」





圭介は余程心配なのか、
再び大声で私の安否を確認した…





貴『あぁ、大丈夫だ…


( ……とは言ったものの…

頭に衝撃を食らった影響で体が言うこと聞かねぇ…
こんな状態で奴らの相手すんのは正直無理だ… )』





どうしたもんかと悩んでいると、
奴らの後ろから声が聞こえた…





マイキー「おいっ」



「あン?…コイツ、さっきの…」



「また一人 ゴミが増えた」



マイキー「海パン、忘れちゃったよ」





マイキーは奴らの言葉に耳を貸さず、
私と圭介にそう言いながら ツカツカ と近づいてきた…





場「マイキー…」



貴『( …コイツら死んだな。

マイキーのあの様子…アレは間違いなくキレてる… )』





そんな事を思っていたのも束の間…

マイキーは圭介の近くにあったホーク丸を
ドカッ と思いっきり蹴った…


そして…

マイキーによって蹴られたホーク丸は、
“ ガッシャァァン ” と盛大な音を立てて吹っ飛んだ…





貴『なっ!?』



「「えーーー!!!?」」



場「ホーク丸!!?自分で!?」





この場にいた全員がマイキーの行動に驚いた…





マイキー「てめぇら」



「「…!」」



マイキー「何…オレの大事なモン 傷付けてんだ!!?」



「その原チャは今お前がっ!!」





奴らの総長らしき人物がそう言った直後…

マイキーは奴の顳顬(こめかみ)に強烈な蹴りを食らわせ、
蹴りを食らった奴は思いっきり地面を転がった…





「 「…!!」」





総長らしき人物がマイキーに吹っ飛ばされたことで、
奴らは再び驚きで目を見開く…


そんな奴らを余所に、
マイキーは私と圭介の方を向いて話しかけてきた…





マイキー「A、場地。ケガ…平気か?

あんなモン(原チャ)の為に体張らしてごめんな!」



場「マイキー…」



貴『…ったく、ホーク丸を蹴り飛ばす事なかっただろ…

私らはヤられ損じゃねーか…』





私がそう言うと、
マイキーは苦笑いをしながら ポリポリ と頭をかいた…





マイキー「つーか、お前!
頭から血が出てんじゃん!!大丈夫か!?」





そう言って、
マイキーは慌てた様子で私に問うてきた…

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りんりん - 面白いです!! 続き待ってます! (2022年8月17日 2時) (レス) @page28 id: b69c396b13 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m…更新が遅くてすみません(--;)細かく書きすぎて中々話が纏まらず、ホントに申し訳ないです(._."ll)…チマチマと地道に頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2022年2月17日 12時) (レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
S - 初コメ失礼します!遅いですが、続編おめでとうございます!ゼニガメさんのペースで更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月16日 19時) (レス) @page5 id: 007d857ef0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゼニガメ | 作成日時:2022年2月3日 4時

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