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…頭が ズキズキ と痛む…
殴られた所が ドクンドクン と脈を打ち、
ポタポタ と血が滴り落ちた…
貴『…ってぇな。コノヤロー…』
頭を抑えながら体を起こし、
僅かに歪む視界を戻そうと フルフル と左右に首を振る…
場「A!!大丈夫か!?」
圭介は余程心配なのか、
再び大声で私の安否を確認した…
貴『あぁ、大丈夫だ…
( ……とは言ったものの…
頭に衝撃を食らった影響で体が言うこと聞かねぇ…
こんな状態で奴らの相手すんのは正直無理だ… )』
どうしたもんかと悩んでいると、
奴らの後ろから声が聞こえた…
マイキー「おいっ」
「あン?…コイツ、さっきの…」
「また一人 ゴミが増えた」
マイキー「海パン、忘れちゃったよ」
マイキーは奴らの言葉に耳を貸さず、
私と圭介にそう言いながら ツカツカ と近づいてきた…
場「マイキー…」
貴『( …コイツら死んだな。
マイキーのあの様子…アレは間違いなくキレてる… )』
そんな事を思っていたのも束の間…
マイキーは圭介の近くにあったホーク丸を
ドカッ と思いっきり蹴った…
そして…
マイキーによって蹴られたホーク丸は、
“ ガッシャァァン ” と盛大な音を立てて吹っ飛んだ…
貴『なっ!?』
「「えーーー!!!?」」
場「ホーク丸!!?自分で!?」
この場にいた全員がマイキーの行動に驚いた…
マイキー「てめぇら」
「「…!」」
マイキー「何…オレの大事なモン 傷付けてんだ!!?」
「その原チャは今お前がっ!!」
奴らの総長らしき人物がそう言った直後…
マイキーは奴の
蹴りを食らった奴は思いっきり地面を転がった…
「 「…!!」」
総長らしき人物がマイキーに吹っ飛ばされたことで、
奴らは再び驚きで目を見開く…
そんな奴らを余所に、
マイキーは私と圭介の方を向いて話しかけてきた…
マイキー「A、場地。ケガ…平気か?
場「マイキー…」
貴『…ったく、ホーク丸を蹴り飛ばす事なかっただろ…
私らはヤられ損じゃねーか…』
私がそう言うと、
マイキーは苦笑いをしながら ポリポリ と頭をかいた…
マイキー「つーか、お前!
頭から血が出てんじゃん!!大丈夫か!?」
そう言って、
マイキーは慌てた様子で私に問うてきた…
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りんりん - 面白いです!! 続き待ってます! (2022年8月17日 2時) (レス) @page28 id: b69c396b13 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m…更新が遅くてすみません(--;)細かく書きすぎて中々話が纏まらず、ホントに申し訳ないです(._."ll)…チマチマと地道に頑張りますので、これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2022年2月17日 12時) (レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
S - 初コメ失礼します!遅いですが、続編おめでとうございます!ゼニガメさんのペースで更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月16日 19時) (レス) @page5 id: 007d857ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゼニガメ | 作成日時:2022年2月3日 4時