１０話 ページ10
なつみはふらついて座席に手をつきながらも、後方へと歩いていく。
なつみの二列前でノートパソコンを操作していた岸久美子は、歩いてくる石嶺に気づいて顔を上げた。
石嶺が通りすぎると、またキーボードを打ち始める。
久美子と同じ列の窓側の座席に座っていた東幸二は、どこか不安そうに窓の外を見つめていた。
そして腕時計を見て、険しい表情を浮かべる＿＿＿。
羽田空港国際線ターミナルのラウンジでは、小五郎が中森銀三警部らと共に次郎吉のプライベートジェットの到着を待っていた。
関係者しか入れないこの部屋は、壁一面がガラス張りになっていて、滑走路が一望できる。
窓際に立っていた小五郎は、中森警部から手渡された次郎吉のプライベートジェットの写真を見て｢おいおい。｣と眉をひそめた。
小五郎｢キッドに狙われてるかも知れねーってのに、何でこんなド派手な飛行機にしちまったんだ。｣
中森｢我々警察も目立たないようにしろと言ったんだが、単なる輸送じゃなく宣伝を兼ねてるらしい。｣
小五郎は写真を窓際のカウンターに置き、中森をにらみつけた。
小五郎｢そいつを止めんのがお前の役目だろうが、中森警部！｣
中森｢あのじいさんがオレの言うことを聞くと思うか？｣
小五郎｢…ま、仕方ねーか。｣
小五郎と中森はやれやれと肩をすくめた。
すると、背後から｢なるほど。/へぇ〜。｣と昴とコナンの声が聞こえてきた。
振り返ると、カウンターによじのぼったコナンと、その隣にいる昴が飛行機の写真を見ている。
昴｢これに乗って帰って来るんですね。｣
コナン｢“ひまわり”もこの飛行機に乗ってくるの？｣
昴とコナンがたずねると、小五郎は忌々しそうに｢ったく！｣とコナンの襟をつかんで持ち上げ、昴を睨んだ。
小五郎｢毎回毎回、何でおまえらがついてくんだよ!!｣
『仕方ないわよ。次郎吉さんが昴さんとコナン君も一緒にって言ってたんだから。ね〜っ。』
蘭｢それに昴さんもいれば安心だし！二人とも仲いいし！｣
一緒に来ていたAと蘭に言われた昴とコナンは、｢え、えぇ。/う、うん。｣と苦笑いした。
『何たって昴さんとコナン君はキッドキラーなんだから！ね？蘭！』
蘭｢うん！｣
小五郎｢ったく、くだらねーげんかつぎしやがって。｣
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ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2022年4月30日 8時) (
レス) id: 7b9ba0e34a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 赤井さんの想い人シリーズ全て読ませて頂きました！完結してないもの、全て今後の展開が気になります！もう更新はされないんですか？もしよかったら、更新してください！楽しみにしています！！ (2020年4月7日 6時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 続きが見たいです！もう更新はされないんですか？もしよかったら更新してください！とても続きが気になります！どうかよろしくお願いします！ (2020年4月3日 16時) (レス) id: 02fe39b432 (このIDを非表示/違反報告)
松田聖子松田聖子(プロフ) - メチャクチャ続き楽しみです (2018年7月23日 13時) (レス) id: f13688097c (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして！続き頑張って下さい！仲良し２人笑 (2018年7月22日 6時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sorimachi
| 作成日時：2018年7月15日 21時
