【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。（２） (ページ20)

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デッドマンズ敬人！？ページ20

ガラッ

「おはよ～…ふわあぁ…眠い～」
「姫くんと葵ひなた到着でーす！」
「ボクらもいるヨ。」
「お前ら早いな。青葉、Aに何もしていないだろうな？」
「してる訳ないじゃないですか！」

そして10分位つむぎ先輩と雑談をしていると残りのメンバーが教室に入ってきた。

『皆おはよう！』
「A～♪今日は頑張ろうねっ！」
『桃李君は朝からやる気満々だね』

いつも通り桃李君に抱き着かれ頭を撫でる。
これももう当たり前になってしまった。

「まだ時間はある。もう一度各自のパフォーマンスを確認するぞ。」
「う～！眼鏡離せ～っ！」

そして溜息をついて桃李君の首根っこを掴む敬人も当たり前になってしまった。

『そうだね、失敗は許されないもんね！』
「俺は身体能力が高いからそれを活かした芸をしまーす！」

真っ先に手を挙げて発言したのはひなた君。
彼は身体能力が人より高い。だから難易度が高い芸をお願いしている。

「ボクは歌うのが大好きだからプリティボイスで皆を魅了するよ！」

桃李君は歌う事が好きで歌唱力もかなり高い。何より声が可愛らしいから客の目を引く事間違いない！

「ボクは占いをしよウ。」

自称魔法使いな逆先君には得意らしい占いをして貰う。
…何か胡散臭いけどそれもウケそう。

「俺はマジックでもしましょうか」

つむぎ先輩はマジックに興味があるらしく練習してきたらしい。器用だし上手く出来そうだ。

…で、問題は敬人だった。

「俺は寺の話をしよう。」

自称では無く本当に寺の息子さんらしい敬人は、自分の寺の話をしようと言うのだ。
…絶対ウケないな。何なら暗くなりそう。

『敬人、もう少し別の物は無い？』
「三味線が得意なんだが運悪く修理に出していてな」

と言って寺の話なんてされても困るわ。
何か代わりの事を提案しなければ…。

「それなら副会長！これを使ってください☆」

そう言ってどこからともなくゴツイエレキギターを出して来たのはひなた君だった。

おいマジか。絶対敬人に似合わねぇ。

「なっ…俺にそんな物弾けるわけ」
「朔間先輩からデッドマンズの事聞きましたよ」
『デッドマンズ？』
「副会長、昔は荒れてたんですよ！地下ステージでギター弾きまくってヤンチャしてたらし」
「葵。それ以上喋るな。」

この敬人がギター弾きまくってヤンチャだと？
駄目だ、想像しただけで笑えて来る。
寺の坊さんがデッドマンズて…。

『っ…ww』
「おいA笑うな！！」