【黒バス】貴方を愛したい【笠松幸男】

貴方へ*〜5 ページ7

笠松side




どうすりゃいいんだ･･･



俺はなぜか今、谷口の友達に抱きつかれている



ってか泣いてるし、俺が女苦手なの分かってやってんのか!?こいつ!





雪「す、いません。急に･･･」



笠「い、いや。べ、つに･･･つーか、どうかしたのか?えーと･･･」



雪「雪桜と言います」



笠「おう、どうかしたのか?雪桜」





ん･･･?雪桜って･･･月バスに載ってたやつ･･･?




いやいや、苗字同じってだけかも･･･しれねぇし･･･





雪「何でもないんです。すいません」



笠「･･･なんでも無かったら、涙なんて流さねーよ。正直に言え、シバくぞ」





雪桜は少しだけ、かすかに足が震えていた






雪「･･･月バス、見ました?」



笠「おう。やっぱりお前か」





小さく雪桜は頷いた



キセキのやつらと一体何があったんだ･･･?



そしたら急に俯いていた顔をあげた




雪「嘘ですよ」ﾆｺ






，






，








笠「･･･は?」





嘘?は?意味わかんねぇ･･･どういうことだ?





雪「先輩は女性が苦手で僕は男性が苦手。つまり克服しようと思ったんです。月バスで同姓同名の人がいたもので、利用させてもらいました。ついでに僕の演技力の披露も兼ねて」





呆れるをとうり越して脱力もんだな



雪桜は微笑みを浮かべている





笠「はぁ･･･おかげさまでお前には慣れて来たよ」



雪「良かったです。あ、月バスの雪桜さんとは違いますよ?」



笠「おう。･･･なんてな」



雪「え･･･?」





雪桜の腕を引張り、抱き寄せる





笠「お前は本気で泣いてた。それを嘘で終わらせない。お前は






，






，







俺が守ってやるから」




雪「!せ、ん･･･ぱい･･･」





強く抱きしめた手を、俺は離せないでいた



こいつを守りたい。放っておけない






もう、泣いてる姿は見たくねぇんだ

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