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沖矢は先に部屋に戻り、Aはドリンクバーに
寄った。

すると

安「あれ?Aさん。なかなか戻ってこないと
思ったら...どこに行っていたんですか?」

丁度、安室と鉢合わせしたA。

『ちょっと迷っちゃって...』

沖矢と話してた、なんて言ったらきっと
いろいろ探ってくるだろう、とAは嘘をついた。

安「そうですか」

そう言いながらジュースを注ぐ安室。
Aも隣に立ってコーラを注いだ。

安「一緒に行きましょう。迷わないように」

にこっと笑う安室に苦笑いをするA。

安「Aさん...」

『はい?』

安「ソレ...さっきはつけていませんでしたよね...?」

『え?』

何のことですか?と安室を見るA。

安室の目は前髪に隠れていてよく見えない。

安「絆創膏、ですよ」

『...あ、これは蚊に刺されてたみたいで』

その答えに安室は少し鋭い目で言った。

安「今、12月ですよ?」

『.........そう、ですよね』

キョトンとするA。確かにそうだ、と思い出す。

12月に蚊なんているわけない...と。

不思議に思って考えていると グイッ と
手を引かれた。

そこは関係者以外立ち入り禁止 という看板が
置いてある曲がり角。

『いっ...!?』

安室はAを思い切り壁に押し付けると
ビリッと絆創膏を破った。

安「Aさん...気づかないんですか?
...これ、虫刺されではなく、キスマーク ですよ...」

『.....え?!』

一瞬停止するAの思考回路。

安「...心当たりないんですか?」

『それが...はい』

じっと安室に見つめられ、脈が波打つ。

安「...まぁそうかもしれませんね。見る限り
このキスマークは小さくて薄い...きっとAさんが
寝てる最中に起こさないよう、軽くつけたみたい
ですから...」

『...さすが探偵ですね...』

Aがそう言うと安室は怪しく笑った。

安「ええ、当然の事ですよ。もちろん...本物の
キスマークのつけ方だって...知っていますよ...?」

安室はそう言っていきなりAの首筋に
顔を埋めた。

...丁度 キスマークがあったところに。

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みち - 43ページのジン可愛すぎかよ… (2019年5月1日 4時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン(プロフ) - 音さん» 大丈夫ですよ! (2019年2月26日 3時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません...。 2回目にしたコメント字が抜けてました...。 私は修学旅行編はアニメで見した。 これ正しくはアニメで見ました。 でした。 すみませんでした...。 (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません...。 作者さんにお聞きしたいことがあるのですが...。 作者さんとお話したいと思っているのですが...。 ここ以外でお話することって可能ですかね? (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません...。 私は修学旅行編はアニメで見した。 ここの小説ではこの修学旅行編を書いてる 人って居ないですよね? ここの小説でも読んでみたくて探しては みたのですが...。 いつかここでも読めたら良いですよね?...。 (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2017年9月27日 23時

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