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すぐそこまで車を走らせ、征ちゃんを待つ
征ちゃんが出てきた
…それはいいが取り巻きをつれている
お偉いさん達だ
取り引きをどうしても成功させたいらしくて征ちゃんを必死で引き止めている
精々頑張れ〜
貴「俺降りるから少し待っててくださいね」
虹「おう」
俺は運転席から降り、後部座席のドアを開けて征ちゃんを待つ
貴「お帰りなさいませ。お早いお帰りで」
赤「あぁ。話にならなくてな。それに料理も美味しくなかった」
貴「それは災難でしたね。何処かで口直しをしますか?」
赤「湯豆腐が食べたいな」
貴「かしこまりました。それと中に先客がおりますので…」
赤「先客?誰か乗せてきたのか?」
貴「乗ってからのお楽しみです」
「ま、待ってください!お話はまだ終わってないでしょう!」
赤「しても時間の無駄でしょう。あんな企画書を渡されて俺は納得しませんよ」
貴「それではまた何か機会がございましたら俺がお伺い致します」
赤「それはいいな」
貴「そうでしょう?それでは閉めます」
俺が後部座席のドアを閉め、運転席に戻ろうとした
だがその取り引き先の奴に阻まれた
貴「…何でしょう」
「お前は男のくせに女物のスーツを着ていて恥ずかしくないのか?それとも社長に足でも開いているのか?」
貴「俺は女ですが…。それと取り引きが出来なかったからと言って絡まないでください」
「黙れ!アイツはダメと言ってもお前が持っていけばいいと言うんだろう?!」
貴「…わが社の社長を侮辱しないで頂きたい。それに社長は自己判断が出来る方なので俺が持っていっても無駄かと。それでは失礼致します」
ソイツは唖然として棒立ちのままだった
くだらない取り引きに俺を巻き込むなよ
俺が車に乗ると征ちゃんのパニクった声
だよなぁ
貴「車、出しますね」
赤「A!!これはどういう事だ!何故虹村さんが!」
貴「俺だってビビったっつの。あー連れてきて良かった。征ちゃんの驚いた姿が見れた」
虹「コイツ俺を見るなり幽霊でも見たみてぇに騒ぎやがったんだぞ」
貴「だってびっくりしたんです」
赤「仕事帰りにこんな驚きは心臓に悪いです…」
虹「それにしてもお前らちゃんと仕事してんのな」
赤「それはまあ…仕事ですから」
虹「特にA」
貴「俺だって出来るんです!修ちゃん先輩も湯豆腐食べに行きます?」
虹「飯食ってねぇから行く」
貴「了解です〜」
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碧夜叉 - kyokaさん» 灰崎はそういう位置で行こうかと思っていたので(笑)この前少し更新出来なかったので増やすようにしています!ありがとうございます!頑張ります! (2016年7月29日 23時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
kyoka - 灰崎余計なこというなよって思いました!最近更新の量増えてますね!!(≧▽≦)これからも更新がんばってください! (2016年7月28日 18時) (レス) id: 19164ad773 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Laさん» あ!ほんとですね!ごめんなさい、ずっと気付かないでいました…!ご指摘ありがとうございます!これからも頑張ります! (2016年7月28日 14時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
La - とても面白いです!あの…私なんかが言うのもアレですが…タイトルの『263』のところが『23』になってますよ?更新頑張ってください! (2016年7月28日 2時) (レス) id: 5f51ff3719 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - kyokaさん» 虹村さんはイケメンに書きたかったので!!!!またですかwwwありがとうございます!頑張ります! (2016年7月28日 0時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2016年5月30日 7時