24話 ページ27
Aside
誰かに認めて欲しい
誰かに必要とされたい
私は……
｢お前は我が家の恥だ｣
うるさい
｢貴方達さえいなくなったら私は財産を独り占めできるのに｣
勝手にしてくれ
｢またこんな点数か
ふざけるのも大概にしろ｣
前よりも点数あがったのにな
｢そんなものよりピアノを弾きなさい｣
クラシックよりもポップスの方が好きなんだけどな
｢お姉ちゃん、私がなんとかする｣
大丈夫だから
私が耐えれば大丈夫なんだから
｢やぁ、月城A
僕と契約して魔法少女になってよ｣
契約？魔法少女？
｢君の願いをなんでも1つ叶えてあげる
その代わりに君は魔女と戦わなくてはいけないけれど｣
もうなんでもいい
これで死んでもきっとあの人達は変わらない
それなら……
『私、なる
魔法少女になる』
｢君の願いを聞かせてよ、月城A｣
『私の願いは[なんでもできる自分になりたい]』
これで認められると思った
妹に心配かけないと思った
これで……
｢急にこんな点数取って
不正でもしたのか！｣
なんで？
｢なんで私より上手いの？
貴方は私より上手くなっちゃいけないのよ｣
どういうこと？
｢お姉ちゃんは頑張ったのに｣
やめてくれ
もう嫌だ
完璧じゃないと怒るくせに
もう誰も私を認めてなんてくれない
もう誰も私を愛してはくれない
もう誰も……
『あああああッ!!』
何？だれ？
｢初めまして月城Aさん｣
そこからマギウスに入った
自分の意思かは分からないけど認めて貰えたと勘違いした
ただウワサの実験がしたかっただけ
でもそれでもよかった
｢よくやったね！
次も頑張って｣
その言葉で生きていける気がした
親に言われたことの無い言葉に私は洗脳に近い何かがあった
｢お姉ちゃん！｣
あれ？この子は誰だっけ？
何か大切な子だったはずだけど
どうでもいいや
今は私を使ってくれる人がいればそれでいいや
｢なぁ！君その歌作ったん!?｣
『へ、あーそうですけど』
そこから少しずつ変わっていった気がする
｢Aもこねこのゴロゴロ好きなんですね｣
『うん！さなちゃんも？』
勝手にいなくなってごめん
君はこんな私を友達だと言ってくれたのに
それにこの頃でもマギウスの洗脳じみた言葉にまだ浸かっていた気がする
｢俺らの音楽は最強だな！｣
｢そうやな！うらさん！｣
｢まぁまふとAが作った曲は凄いからな｣
｢でもAが半分以上してくれたから｣
この人達は私を認めてくれる
この人達なら……
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唯(プロフ) - 苺ケェキさん» ありがとうございます！！！！！！！！がんばります！！！！！！！！！ (2020年9月29日 8時) (
レス) id: 013ae905cc (このIDを非表示/違反報告)
苺ケェキ - こんにちは。あまりこういうクロスオーバーは見かけないので、新鮮でワクワクします。更新頑張って下さい(*^^*) (2020年7月6日 4時) (レス) id: 37a2c3a965 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！！！！！！！そう言って下さりとても嬉しいです！！！！！！！更新頑張ります！！！ (2020年4月19日 15時) (レス) id: 32c8f1862c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - コメント失礼します！とても面白いです……！マギレコの小説は少ないのですが、その中でもとても好きな作品です。更新頑張ってください！ (2020年4月18日 23時) (レス) id: de5632f2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2020年2月16日 2時
