【黒バス】声を失った歌姫

21曲目 ページ24

…あ〜…疲れた…




スポーツドリンクが大量に入った籠を置いてから、私は一息つくことにした。





今日のマネージャー業はかなり大変だなぁ…






だって、なぜか小林さんは昨日テレビ局行ってあんなことがあったからか、はっきりとした理由は知らないけど休んでいるし、さつきちゃんは青峰くんと共に風邪でダウンNOWだし…






二人とも風邪とかどんだけ仲が良いんだ…


ほぼリア充みたいなもんだよね、あの2人←




っていうか、側から見ててお互いを好きなのがバレバレなんだよね〜早くくっついて末長く爆発すればいいのに(＾ω＾)←






まぁ要するに、1人なんだよボッチなんだよ←





学校生活でも、マネージャー業でも…







…ぐすん…←









「…白銀さーん？」




⁉︎


いきなり名前を呼ばれて死ぬほど驚いた私は、物凄い勢いで頭を上げた←



「わっ⁉︎」



…その為、死ぬほどびっくりされた←





『驚かせてごめんなさい、黄瀬くん。大丈夫ですか？』



「大丈夫っスよ〜」



チョットびっくりしたけど、と続けた黄瀬くん。





…ごめんなさいm(_ _)m←






「足首挫いちゃって、テーピングしてほしいんスけど」



『すぐ気がつかなくてすいません、そこに座って置いてください』



「わかったっス〜痛てて(汗」



右足を引きずりながら、練習の邪魔にならない床に座った黄瀬くんを見送って、私はテーピングセットを取りに行った。





・





くるくるくるくる…テーピング♩←



勿論のこと無言のままで黄瀬くんの足首にテーピングを施していく。



内心でこんな変な歌を歌ってることなんて知られたら、もう私生きていけないわ…恥ずかしくて←



なんだかんだ思ってるうちに、出来たっと。




「…おぉ…スゲェ…テーピング、上手いっスね！ありがとっス、白銀っち！」


テーピングを施した足を嬉しそうに動かす黄瀬くん。


あと…白銀っち、って…



認められたってことかな…少し、嬉しかった。



『無理はしないでくださいね』



「はいっス！」








こちらに手を振ってから、再び練習へと戻っていった黄瀬くん。






なんか思ってたより、むっちゃ素直で扱いやすi…良い子だった…←








ごめんね黄瀬くん。




この前馬鹿丸出しとか言って←

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