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14曲目 ページ17

「お久ぶりですね…先輩…」


じりじりと私に迫って来ているのは、かなり美形の少年。


因みに、中学一年生とは思えないほどのイケメンで、有名若手芸能人でもある彼の名は、啓。



…一応私の後輩で、世間からは大変な良い子だと言われている筈だけど…




遂には私を壁に追い詰めて、彼は言った。





「ここで会ったが吉日です早く式を挙げましょう!」←





…頭がちょっと…ね←



文字を打ち終わったスマホを水戸藩の紋所のように彼に向けて翳す←






『断る』←



当たり前だろうがよ、私達まだ中学生だよ?←




「え〜〜〜そんなぁ〜〜…>_<…」←




さめざめと泣き始めた…いや、泣き真似を始めた啓くん。







…そんな頻繁にこっちを見てたらそりゃ泣き真似だって誰でもわかるわ←








本当にこの子、演技の天才?←





あー面倒くさい人に会っちゃったなぁ…




























話は少し戻って、今はテレビ局の前。



バスケ部の皆は私服で、見た目にも分かるほどワクワクとして小林さんが来るのを待っていた。



残念ながら、急病の為にあの2人はお休みだ。





…やっぱり懐かしいものだな…



少し前までこのテレビ局で働いていたこともあったので感慨深く感じていた私は、この時後に彼に出会い、速攻正体がばれてしまうことなんて少しも考えていなかった…




「皆〜!お待たせ〜〜!」





…来た。




誰が、なんて言わずもがなで。






「…じゃあ、入ろっか!」






警備員さんと少し話してから、小林さんはこちらを振り返り言った。



小林さんに言われて、私達は遂にテレビ局に足を踏み入れた。





「…おぉ…」





目の前に広がったのは、芸能人の世界。




普通の中学生とは、無縁の世界。





そこかしこには、誰でも一度はテレビで見たことがあるような有名な芸能人が沢山いた。





私の知り合いもいるけど…流石にこの姿じゃ気付かないよね。





「今日は皆のためにコースを考えてきたんだよ!さぁ行こっ!」





勿論先陣を切って歩き始めた小林さんに付いて歩き出したバスケ部の面々。





私は一番後ろを一人で歩いていた。




一体小林さんは何を考えているのかな?




そんな風に完璧に油断していた時、突然私の口は何者かに塞がれ、思わず慌てた瞬間一気に私の体は何処かの小部屋に引き込まれた。




「⁉︎」


そのことに気付いたのは、影の薄い彼だけだった。

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設定タグ:黒バス , 歌姫 , 帝光中   
作品ジャンル:アニメ
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- 中二にしては小さいような・・・? (2019年3月9日 20時) (レス) id: e24d2b25fc (このIDを非表示/違反報告)
塩ミ(プロフ) - 征覇さん» ありがとーございまっす!←笑 (2015年8月11日 21時) (レス) id: c6634e7236 (このIDを非表示/違反報告)
征覇 - 10曲目のひなたぼっこをひゅうがぼっこと読んでしまった私ってw更新頑張って下さい! (2015年8月11日 18時) (レス) id: 02ea4e9828 (このIDを非表示/違反報告)
塩ミ(プロフ) - 逆巻シュウ愛し隊さん» …私の身長、これくらいだったんですけども…まぁ抗癌剤のせいでしたが (2015年7月2日 19時) (レス) id: c6634e7236 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻シュウ愛し隊 - 主人公ちっさいですね(身長が) (2015年7月2日 19時) (レス) id: 6aa01a7bcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩ミ | 作者ホームページ:http://・  
作成日時:2014年9月24日 22時

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