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【学校生活】5 ページ43

数日後。

(あかん………ここどこや…!!)

一人で永遠と、この辺りをさまよっておる。

迷子?ちゃうわ!

一緒にいたザキが迷子になったんや!!

かろうじて分かっているのは、

『ここは京都府』。

それだけや……。

何故こんなことになったのかと言うと……

今日は修学旅行初日。
(ザキが)張り切りすぎてうちを置いて観光行ってしもうたんや。

土地勘もなければ、うちは地図を読むのも苦手。

あ、方向音痴じゃないからな!


行くべき道も分からず、途方に暮れる。

汚い暗い路地裏をさまよい続けていると、辺りも暗くなってきた。



その時、後ろから手を捕まれた。

「あっれー、何してんの。
あ、君めっちゃ可愛いね!
暇なら遊ぼうよ。」

振り向いてそこにいたのはいかにもガラの悪い高校生。

しかも二人組。

顔をしかめてうちは言った。

「え、あの、道を教えてくれへん?
暇やないんですよ。」

その男たちは目をパチパチさせて笑い出した。

「関西弁かよ!
まじで可愛いな!
道に迷っちゃったの?
後で送っていってあげるから遊ぼうよ。」

そう言って腕をぐいぐい引っ張られる。

力では勝てない。更に暗い路地裏へと入る。

身の危険を感じた。

「せやから……暇やない言うとるやろうが!」

手を掴んでいた男の手首を捻る。

振り向いたもう一人の男の顔面に蹴りを入れ、

立ち上がろうとした男の腹に蹴りとパンチを入れる。

すぐさま、誰にも見られていないことを確認し、その場を離れようとした。

その時だった。

「Aっ!!」

いきなり目の前に現れた知ってる顔に驚き、変な声が出てしもうた。

「ひゃあ!?
ザ、ザキ?!」

そう、それは紛れもなくザキだった。

「お前、どこ行ってたんだよ。
先生にはバレてねぇけど班員は全員探してっぞ。
って………またケンカしたのか?!」

うちの後ろに転がるそれを見て驚くザキ。

「仕方ないやろ、連れ去られそうになったんやから。

ほな、早く帰ろうや。
もうここには居たくない。」

そう言ってザキと一緒に、泊まる旅館へと向かった。

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設定タグ:花宮真 , 黒バス , 霧崎第一   
作品ジャンル:恋愛
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白奈(プロフ) - 漆黒の堕天使*赤葦ミリノ*さん» はい!!!むしろして下さい!!! (2016年5月21日 0時) (レス) id: 7f4f63acbf (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の堕天使*赤葦ミリノ*(プロフ) - 白奈さん» あの、友達申請してもいいですか!? (2016年5月21日 0時) (レス) id: b58f600b26 (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - 漆黒の堕天使*赤葦ミリノ*さん» んんんんんんん嬉しいですっ!!!文才とか……初めて言われましたもうやばいです/////wこれからもよろしくお願いします! (2016年5月21日 0時) (レス) id: 7f4f63acbf (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の堕天使*赤葦ミリノ*(プロフ) - やばいです!あ、初めまして!ミリノと申します、この話の愛読者です!大好きです!この話も、作者様も!文才がすごすぎてぇ…。毎日更新楽しみにしています!更新頑張ってくださいね! (2016年5月21日 0時) (レス) id: b58f600b26 (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - 唯憂さん» この物語の悪役は完全黄瀬くんですね………。もう自分でも「原と黄瀬達報われないとか可哀想だよぉぉおああああああ」ってなってて……w最終的は丸く収まるようにはしますが、今は唯憂さんが思ったように嫌われるようにしていきます!これからも宜しくお願いします! (2016年5月20日 21時) (レス) id: 7f4f63acbf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白奈 | 作成日時:2016年5月3日 0時

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