お仕置12回目 ページ13
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土曜日の昼下がり
次のライブの打ち合わせがしたいと言われて
零の部屋で話し合っていたはず…なんだけど
『何』
零「随分と冷静じゃのう」
『呆れてるんだよ』
話が一区切りついたとき
いきなりベッドに押し倒された
『退いて』
零「嫌じゃ」
『…っ!どこ触って…!』
零「綺麗じゃのう…。んっ……」
『っ……いっ…!』
鎖骨辺りに一瞬の鋭い痛みが走る
そこにはうっすらと小さな赤い花が咲いていた
零「上手くつかんのう」
『血がそんなドロドロしてないってことでしょ』
痕は血がドロドロしている人しかつかないらしい
零のようにつけようとしてきた
零「まあ1日くらいは持つじゃろ」
そう言って愛おしそうに痕を撫でる彼
まだ退く気はないようだ
こうしたいが為に部屋へ招いたのだろう
気付くのが遅かった
零「考え事かえ?今は我輩に集中してほしいのう」
『服の中に手を入れないで。変態』
零「くくく、その気になれば退かせるじゃろう?」
確かに今の零なら力を入れれば
退かせられるかもしれない
でもこの男は僕がそうしないのを分かっているうえで
こんなことを言ってくるのだ
『分かってるでしょ』
零「我輩の顔が好きなことか?」
否定はしないけどそうじゃない
いつも引っ叩いてるでしょ
零「あぁ、雫が好きなのはこの"声"…だったか?」
『っ……!』
昔の口調に戻った零__いや、朔間先輩
あの頃の口調と少し低めの声は
彼が先輩であると再確認させられる
同じ学年といっても実質彼は僕より年上
そう意識してしまえば
いつものような態度はとりづらかった
『ちょっ、と…っ!……んぅ……』
零「ん……はぁ………雫…」
いくら先輩とはいえ
されるがままになるのは癇に障る
『いい加減に…して!』
零「ヴッ…」
綺麗に鳩尾に入り、倒れる朔間先輩__いや、零
全く…本当に懲りないね
これはお仕置きだよ
__ちょっと気持ち良かったなんて思ってないんだから
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さくなさんのリクエスト
〔零とお家デート〕でした!
雫くんの性格上デートになっていませんが
お楽しみいただけたら幸いです。
ありがとうございました(*^^*)
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黒百合紫那(プロフ) - 全然オーケーですわ (2021年11月29日 0時) (レス) @page18 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
杜樹(プロフ) - 彩葉さん» こちらこそ閲覧、ご意見ありがとうございます(*^^*) (2021年3月12日 15時) (レス) id: a25f5432e5 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉(プロフ) - 説明ありがとうございます!私は全然大丈夫です! (2021年3月11日 21時) (レス) id: 729fa1c221 (このIDを非表示/違反報告)
暇だと思ってるマン(プロフ) - 杜樹さん» なるほど!説明ありがとうございます! (2021年3月11日 18時) (レス) id: 31b607a5e1 (このIDを非表示/違反報告)
杜樹(プロフ) - 暇だと思ってるマンさん» 早速のコメントありがとうございます!推しが下は地雷、という方もいらっしゃると思うので過度な表現の場合はリクエスト制にしようと思っています。 (2021年3月11日 18時) (レス) id: a25f5432e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杜樹 | 作成日時:2020年4月15日 8時