１１４歩 ページ37
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次はＫｎｉｇｈｔｓに挨拶するべく、話しているところに近づく。
『今日はよろしくお願いします』
「よろしく」
「あんた確か…A、だっけ。こっちのは見たことないけど」
「泉ちゃんったら、失礼じゃないの」
瀬名先輩はテオを指さして言った。
テオが転入したのは３年のＢクラスだから、知らないということは瀬名先輩はたぶんＡクラスなんだと思う。
「俺はテオ＝フェリオだ。この前転校してきた、Aの幼馴染だ」
「へえ…幼馴染、ねえ」
そこから、今度は騎士さんたちの自己紹介が始まった。
僕が唯一知らなかった１年生の子は朱桜司くんというらしい。
「Aちゃんたちのユニットって結成したばかりでしょう？ 準備とか大変じゃなかったのかしら？」
『大変だった…っていっても手伝ってもらったからね』
「誰に？」
『テオと同じで昔からの友達に』
「…俺に頼ってくれても良かったのに。むかつく」
瀬名先輩がボソッと言った言葉は聞き逃さなかったぞ。
確かに先輩に頼るというのも手だったかもしれない。
「アタシたちも出番が終わった後にじっくりと聞かせてもらうわね♪」
『あはは、ありがとう。どうぞお手柔らかに』
「失敗したらお仕置きだからね〜」
『ナニソレ怖い』
凛月くんは僕の頬をつんつんとつつきながら意地悪な笑みを浮かべた。
この子の可愛さは異常だよ。
「A様とテオ様の衣装には耳が付いているのですね？ Ｍｏｎｓｔｅｒというユニット名らしい素敵な衣装です♪」
『ありがとう。司くんって英語の発音良いんだねえ』
「それほどでもないですよ。A様こそお優しいではないですか」
『？？ 優しい場面なんてあったかな？』
それぞれで話していると、生徒会の子がＫｉｇｈｔｓのみんなを呼びにきた。
手を振って見送ると、テオが少し真剣な表情を浮かべて僕を振り返った。
「あまりこんなことは言いたくないが…」
『…ふふっ、何？』
何となく言いたいことはわかった。
控室に備え付けてあるテレビを見ると、ちょうど瀬名先輩たちのライブが始まりみんな素敵な笑顔を浮かべて歌っているところだった。
「…あまり、干渉しすぎるなよ」
『ああ…そうだね』
僕は嘲笑の笑みを浮かべた。
浮かれている脳内を仕事に切り替え、僕は通信機を繋いだ。
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ノア(プロフ) - 雪兎さん» はじめまして、ありがとうございます！晃牙くん推しなので、あの可愛さが伝わったら嬉しいです！更新頑張っていきますー！ (2016年8月3日 10時) (
レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - はじめまして！毎回楽しく読ませてもらってます！106話の晃牙君がとても可愛かったです！これからの、文化祭編もとても楽しみです！これからも、更新頑張ってください！ (2016年8月3日 9時) (レス) id: 83fd0e6026 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 抹茶善哉さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！もっともっと楽しんでいただけるように更新頑張ります！！ (2016年7月27日 22時) (レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶善哉(プロフ) - はじめまして！楽しく？読ませてもらってます！(上から目線ゴメンナサイ)話の続きが気になるので更新頑張ってください！(上から目線ゴメンナサイ(二回目)) (2016年7月27日 21時) (レス) id: 8794c6d668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2016年7月3日 14時
