ハイキュー烏野マネージャー (ページ5)

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田中「4話だぜ！」ページ5

～保健室～
夢主「せんせーい！ありゃ？いない。」

月島「じゃあ僕が手当てするから、そこ座って。」

夢主「いやいや、流石に悪いよ。もう大丈夫だから月島は教室行って。」

月島「ついていくって言ったときは何にも言わなかったくせに今更でしょ。ほら、早くして。」

そう言って何度も急かすので仕方なく手当てして貰う。

月島「うわ。左頬真っ赤じゃん。はい、これで冷やして。」

素早く手当てしていく月島に意外だなあと、眺めていると

月島「ねえ。」

夢主「な、何？どうしたの？」

いつもより少しだけ声が低く、思わずビクリとなる。

月島「足挫いてるけど、気づいてた？」

夢主「え、うそ。」

驚いて足を見ると少し腫れ上がっていた。

あ、椅子を蹴られたときか。と一人納得していると、

月島「何か心当たりあるの?」

顔を顰めながら聞いてくるので正直に話すと月島は、罰が悪そうな顔をしてごめん...と謝る。

月島「もう少し早めに行けば良かった。」

夢主「?何で？月島は、私のこと助けてくれたじゃん。怪我してるけど、でも見つけた途端に走って駆けつけてくれたじゃん。」

あの時、私がビンタされたとき、月島は目を見開いて山口と走ってきてくれていた。

それが見えたとき、どれだけ嬉しかったか、どれだけ泣きそうになったか。

月島「気づいてたんだ。」

そっぽを向いて恥ずかしそうに頬を染める意外な月島に思わずクスリと笑みが零れる。

何笑ってんの、と顔をつねって来ていた月島もやがて糸が切れたかのように大笑いをしていた。

二人で思い切り笑いあっていた。

その後、うるさい！と保健室の先生に怒られたのは、二人だけの秘密である。