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……………やってしまった
制服のままでカバン持って、夜に家飛び出すってどこのドラマですかって感じ
家から全力で走って、今は疲れて歩いている
………どうしよう
ちょっと心臓も痛い
身体が弱いから激しい運動はあんまり良くないんだけどな…
とりあえず何処かで時間潰して…あと、明日…学校行って………
……祥吾と会いたくないなぁ…
…ていうか、祥吾も悪いだろ
だって自分は悪くないみたいな顔して私だけ責めて……
いや、確かに、確かに！
私は祥吾の女遊び認めてた
可愛いとすら思ってた
だから祥吾が悪くないって言うのも分かる
でも、だからってあんなに私のことを責めなくても…
私だって好きでアイツについていったわけじゃない
その事はきちんと祥吾に話したのに疑ってるっぽいし
………あ〜〜〜もう、なんか腹立ってきた
黙々と考えながら歩いていると、ドンと誰かにぶつかった
なんか今日はぶつかってばっかりだな
貴「…すいません」
虹「おう…って、A？」
貴「え？」
虹「やっぱりAだ。こんな暗いのに何やってんだよ」
貴「に、虹村さん…」
虹「………部活にも来ないでどこほっつき歩いてたんだよ」
貴「あの…えっと、色々あって…」
虹「色々？」
貴「……あ、あのっ、今日泊めてくれませんか⁈」
虹「はぁ⁈」
貴「あっ、でもこんな急に迷惑ですよね……すいません…えーっと、」
虹「家の人とケンカでもしたのか？」
貴「い、家の人というか…」
虹「うん？」
貴「その……祥吾、なんですけど…」
虹「灰崎と？……珍しいこともあるんだな…」
貴「それで、相談というか…したいなって思ったら先走って泊まらせてくださいって言っちゃったんですけど…」
虹「あ〜、なるほどな。まあお前がいいなら泊まってもいいけど」
貴「い、いいんですか⁈ご家族とか…」
虹「今、家に俺一人だから平気。来る？」
貴「行きます！」
虹「じゃあ飯食いながらでも話を聞くから、飯買おうぜ」
貴「は、はい！」
虹村さん…優しすぎる……
良い人だな…そのうち詐欺とかやられないか心配になる…
私は虹村さんとコンビニに寄って自分のご飯を買う
そして虹村さんに案内されて、虹村さんの自宅へ来た
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年12月13日 6時
