セピア色の恋なんて (ページ2)

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4月、今日から私、青道高校野球部のマネージャーになるんだ！

そう思い、入部届けを提出しに高島先生という先生の所に行った。

「あら、あなたもしかして結城くんの？｣

「はい、結城Aです｣

「そう、マネージャーとしてこれからよろしくね」

「はい」

それから野球部の練習所へ向かい、マネージャーらしき人に話しかける。

「マネージャー志望？これからよろしくね！私3年の藤原貴子よ」

「よろしくお願いします。結城Aです｣

それからマネージャーの仕事を教えてくれた。

数日後、野球部の新入部員歓迎会という会での自己紹介が行われた。

「吉川春乃ですっ、えとよろしくお願いします」

「結城Aです。よろしくお願いします｣

周りが少しざわついたけど気にしないようにした。

少しして、ピンク色の頭とあまり高くない身長の先輩に話しかけられた。

「ねぇ、君もしかして哲の妹？」

ドキッ目があった。

「まぁ…はい」

「そっか」

その先輩はそう言ってすぐ去って行った。

よく分からなかったけど頭からピンク色が離れることはなかった。