木の葉崩し、始まる ページ19
ややあって、順調に諸試験をパスしたらしいと知った。漸く勇姿を拝めることになったのは最終試験に持ち込んだ頃だった。
彼らの成長を見るタイミングが不特定多数と同時期であることには多少の不満はあるが、まぁ、最後の任務を行き渋った自分のせいなのでそこには目を瞑る。
ナルト、シカマルと顔見知りの下忍達が活躍していく中、サスケの試合に差し掛かると雲行きが一挙に怪しくなった。
火影様を始め、お偉いさん達が集結した棟の方からは煙が立っている。
私が訝しげに思って目を細めると、両隣に腰かけていたサクラといのも真似をした。
「サクラ、Aさん、これって……」
「うん。何だか嫌な予感がするね」
パラパラと崩れていく壁、頻繁に行き来する試験監督達。ギャラリーでさえもその宜しくない傾向を察知していた。
(ん、薬？幻術？)
伴って漂う怪しい匂い、反射的に印を結んだ私は助かったらしいが、気付けば周囲の殆どが眠りこけていた。
クーデターか何だか知らないが、どうやらかなり厄介なそれが起こっているらしいと見て取れる。
パッと横を見れば同じく不審がっているサクラがいて、少なからず一人ぼっちではないことに私は束の間の安心感を得たのだった。
「取り敢えず逃げよう」
「え？」
「市中はまだこの事態に気付いていないかもしれない。里の人達が安全に避難するためにも、誰かがここで起きてることを報告しないと」
「な、なるほど！」
二人で立ち上がろうとした時、頭上をひょっとクナイが掠めた。思わず頭を引っ込めて私達は顔を見合わせた。
「……前言撤回。ヘタに目立ったらサクラも私もバラバラになっちゃうね」
「じゃあどうするっていうの」
「落ち着くまで待とう」
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かにかま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます^^ 折角声を掛けていただいたのに申し訳ないのですが、機械に弱いのでやめておこうかな…と思います。すみません; (11月6日 18時) (
レス) id: a48c4b505b (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは、とても面白いです！これからも頑張ってください、あのもしよければボードで会話したいのですが不可能じゃなければでいいです！ (10月8日 15時) (レス) id: e240ea4865 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - こめおさん» ありがとうございます。頑張ります^^ (9月25日 0時) (レス) id: a48c4b505b (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - ずっと待ってましたありがとうございます！！！！本当に嬉しいです！無理せず頑張ってください！！引き続き応援します！！ (9月23日 9時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - こめおさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！こちらこそ長らくお待たせしてしまいすみません;; 引き続き気紛れな更新になるかと思いますが、良かったらたまに覗きに来てくださいね^^ (9月23日 3時) (レス) id: a48c4b505b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2022年7月3日 18時
