5語り ページ5
あ「ひゅ〜、すっげぇ、安っぽい殺気飛ばしてきやがるじゃん?殺していい?いいよな、よし殺そう」
「待て、A。むやみやたらと問題を起こすことは賢明ではない。なぜなら、現段階で敵を増やすメリットがないからだ」
「つってもよォ。Aの言う通り、こんだけガン垂れされたら気分悪ィよな」
あ「だろ〜?やっぱキバちゃんは俺に賛同してくれると思ってたぜ!よっしゃ、やるか」
「待て待て待て」
あ「ぐぇ!?っにすんだよ、キバちゃん!!フード離せよ、首が締まっちまうだろ!」
「離したら、お前そのまま他の里の奴らに喧嘩売りに行くだろ?それはシノの言う通りケンメイじゃねーよ、我慢しろ」
「わ、私も……試験が始まるまでは……目立たない方がいいと思う」
あ「えー!?ヒナタちゃんまでそんな事いうの〜?」
「わかったら、早く鎌をしまえ。なぜなら、お前はいい意味でも悪い意味でも目立つからだ」
あ「……ちぇ、わぁったよ。大人しくすりゃあいいんだろ。へーへー、シノちゃんに従いますよ」
「……いい加減、その呼び方をやめろ」
あ「ことわるわー」
「おい、よっかかるなよ」
あ「殺るの我慢してんだから、キバちゃんも俺の体重支える位の我慢はしろよ」
「ったく、しょーがねーな」
……私よりも詳しいじゃないですか。
そのような会話は知りませんでしたよ。
え……?
シノ先生に聞いた?
…………私も今度、聞いてみましょうかね……
まぁ、何というか、やはりAさんは血気盛んだったようですね。
……そうですね。
私とは正反対です。
本当に親子なのか……?
いくら私とAさんが似ていないからと言って、その質問はあまりにも不躾では……?
……すみません、少し落ち着きます。
「ひゃっほ〜みーっけ!」
「こ…こんにちは…」
「これはこれは皆さんお揃いでェ!!」
あ「よー、久しぶりだなー」
「あいっかわらず、口悪ィな、A。肩組むな、鬱陶しい」
あ「つめてー。そう言うシカマルちゃんも相変わらず″めんどくせー″って顔に書いてあんぞ」
「実際めんどくせーんだよ。つーか、こんなめんどくせー試験お前らも受けんのかよ」
あ「まーな。お、チョウジちゃん。今日もいいもん食ってんな」
「うん。すっごく美味しいよ。あげないけど」
あ「いや、いらねェよ」
「A!!」
「ほら、早く戻れよ。めんどくせー飼い犬が待ってんぞ」
あ「へーへー。俺の特等席はキバちゃんの隣ってか」
……あの、
何故、Aさんの事を私より知っているんでしょうか
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年6月29日 1時
