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『喧嘩するとすぐ銀に釣られるくせして何言ってんだお前』
『……………………』
図星だと言うように黙った高杉にニッと笑うA
そんなAの隣に高杉は腰掛けると、Aのことを見つめた
『……なに？』
『……いや』
『人の顔ガン見して「いや」はないでしょーよ』
『………変わったな、お前』
『は？何処が？』
突然そんなことを言い出した高杉の言葉にAはただただ不思議そうに疑問符を浮かべていた
『俺も、変わった』
高杉とAの視線は交じり、Aは静かに高杉を見つめた
『……俺もお前も、変わっちまったな』
『…一体なんの話しをしてんの？
いまいちピンと来ないんですけど。
晋助も私も変わったって……具体的にどこが？
お互いあんまり変わってないように見えるけど』
『…………………』
何故か細められるその目
伸ばされた手が、Aの伸びた髪に触れて軽く手でといた
Aは、高杉に惚れていると自覚した今でもただ高杉と居られれば良かったのです
相手にも自分を想って欲しい
それは人として普通の感情
しかし、普通の環境で育ってこなかったAはただ彼を想えるだけで
共にこうしていれるだけでも幸せだったのです
だからこそAは気づきませんでした
彼が、己が彼に向ける感情より遥かに強い感情を彼が己に向けているなど
『昔は俺もお前もほとんど変わんなかった。
背も変わらねぇ、体つきも変わらねぇ。
まぁ、生まれつきの男女の違いとしてついてるもんは別として』
『そりゃそうだ』
しっかりと体をこっちに向けた高杉はAに両手で触れた
それも、とても大切そうに
『…今じゃ俺より背が低い。
筋肉はあるが腕も細ェ、髪が伸びた
女らしく丸みを帯びた身体になった……
それに、胸がある』
『……………貧乳が好みか』
『俺はでかい方が好みだ。………じゃなくて。
……お前はガキの頃に比べて綺麗になったな』
やけに真剣にいう高杉にAは思わず赤くなった
『は、ハァ？？な、何言っちゃってんの？
大丈夫？医者？病院行くか？』
『気づいてねーだけだろお前が。
ヅラも言ってたぜ、似たようなこと』
『いやいやいや』
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
