第五話「祈る」 ページ6
『ﾁｯ、雑魚共が…』
それだけ言った後、亜久津仁という男はすぐ何処かへ行った
「お礼言ってない」
流石に助けて頂いて何も言わないとは人間腐ってるのであの人の背中を追いかけます。
二人にはお買い物断りました、二人の分も代表してお礼を言わなくてわね
しかし、あの人はこっちを曲がったのか
「どこいった」
周りを見渡すと、ある喫茶店に入っていくのが分かった
慌てて私もその喫茶店へと足を運ぶ
ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ---
『もうそれが最高だったんです！！』
亜久津「あの小僧から随分と叩き込まれたか
太一」
あっ、いた！
「はぁ、はぁ、あっ…
あのっ 御礼を言いに、きたんです」
目の前の人物が私に睨みをきかせながらじっと見つめるその瞳に不良共が逃げていく気持ちが少し分かる
それでも動じない私は重症ですね
壇「？亜久津先輩の知り合いですか？」
亜久津「知らねェ」
「知らないって、そんな...ほらさっき柄の悪い不良達から女三人組を助けて下さったじゃないですか！私はその中の一人です」
壇「えっ...！
あ、あ、あく、亜久津先輩女の子を助けたですか！？」
亜久津「別に助けたわけじゃねぇ
ただ奴等には貸しがあったからたまたまだ、勘違いすんじゃねェ"小娘"」
私の前へと立ち上がり、喫茶店から出ていってしまった。
「あっ まっ 待ってくださいよ！」
あの人のペースに合わしてたら自分の言いたいこと言いそびれた
全速力で追い掛けよう...！
優紀「話を聞いてたところによると仁ってほんっと素直じゃないんだから ふふっ」
壇「亜久津先輩...
(僕も何時か亜久津先輩みたいに..)」
「えっと」
亜久津「...」
「本当に貴方が居て助かりました ありがとうございました！」
ずっと亜久津仁さんの背中を追っていると向こうから漸く足を止めてくれた
なので面と向かって御礼を言えました
これで一件落着！帰ろうっ！と思ったその時 亜久津仁さんが私の前で腰を下ろした体制となる
それはおんぶの形では！？
「えっ、あっ、あの...」
亜久津「乗れ」
「えっ、でも...」
亜久津「右足痛てぇんだろうが"」
き 気付いてたんだ
いやでも私重いし腕千切れるかも知れないのにこの人の行動凄い勇敢じゃね！？
亜久津「オイ、早くしろ"」
「(仕方ない)お願いします」
あーこれが夢じゃない事を祈る
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Le-ca(プロフ) - 凄く面白いし、読んでて楽しいです。続きも楽しみなので更新頑張って下さい。 (2019年11月1日 22時) (
レス) id: 0ae78945e9 (このIDを非表示/違反報告)
みかんですねん(プロフ) - チーズミントさん» これからも頑張ってください！応援してます (2019年10月30日 1時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
チーズミント(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！はい！これからも頑張っていきますので宜しく御願いします！ (2019年7月29日 16時) (レス) id: 2d08cfdfb9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ずっと笑ってました^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月17日 11時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2019年7月10日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズミント | 作成日時：2018年7月1日 18時
