ギンモクセイ 《レオナ・キングスカラー》

＊３５話＊ ページ36

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「ここは…各寮につながる鏡舎か」

『今回は絶対に５０位以内に入れたと思ったのに〜！』

『ちくしょう、騙された！あのインチキタコ野郎！』

『オレの学園生活お先真っ暗だあ〜！！』

鏡舎は、頭にイソギンチャクが生えた人で埋め尽くされていた

「なんだ！？あの３馬鹿以外にも、頭にイソギンチャクを生やした奴らがたくさんいやがるぞ！」
「２、３年の生徒もいるみてぇだ。全員オクタヴィネル寮に繋がる鏡へ入っていく」

「テスト順位を口々に叫んでる…」

「俺たちも行ってみるぞ」

「…そうしましょう」

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「うわぁ！水の中に寮がある！」

…改めて見ると本当にすごい

「マジかよ！すげぇな、ナイトレイブンカレッジって！」
「…ゴホン。仮にも別の寮の縄張りに入るんだ。お前も浮かれてねぇで、用心しろよ」

すごく目が輝いていた

「…かわいいわね」

「なっ…！」

「ふふ…ほら、進んで」

顔が赤くなってた…

ふふ、本当にかわいいわ

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「…モストロ、ラウンジ…？」

なんでここにイソギンチャクたちが…

「イソギンチャク軍団は全員ここに集められたみたい」

「１００…いや、２００人近くはいそうだな。それにこの場所は？サ店みてぇな…」
「『モストロ・ラウンジ』？エースたちはどこに行った？」

なにか、嫌な予感がする

「！？」

急に辺りが暗くなった

「＿＿これはこれは。成績優秀者上位５０名からあぶれた哀れなみなさん」

…アズールくん？

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