＊３６話＊ ページ37
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「ようこそ『モストロ・ラウンジへ』」
「みなさん僕のことはよ〜くご存じでしょうが、改めて自己紹介を。僕は、アズール・アーシェングロット」
「オクタヴィル寮の寮長であり、カフェ『モストロ・ラウンジ』の支配人であり、そして＿＿＿」
「今日から君たちの
…
「…なんだって?」
「君たちは僕と勝負をして、負けた」
「契約に基づき、これから卒業までの間、僕の
「ちょっと待った。こんなん詐欺だろ！」
「!エースくん」
「たしか君は、１年生のエース・トラッポラさんでしたね。詐欺だなんて人聞きが悪い」
「僕は契約通り君に完璧なテスト対策ノートを渡したはずですよ」
「しっかりこなせば、９０点以上は取れたはずだ」
…そうゆうことか
なんとなく話は読めてきた
「ああ、確かに取れたぜ、９２点！」
「それは良かった！お役に立てたようでなによりです」
「でも、対策ノートを渡した相手がこんなに居るなんて話は聞いてねーよ！」
「エースの言う通りだ」
「これじゃ、いくら対策ノートをもらったって上位５０位以内に入れるわけないじゃないか！」
「みんなが９０点以上じゃ、８５点取っても赤点の時と順位がかわらねぇんだゾ！」
確かに、その通りだが…、
「あなたたち、守秘義務、という言葉をご存じですか？」
「楽をして良い点を取りたい。落ちこぼれになりたくない、テストの前日まで遊び呆けていたい＿＿＿」
「今回、期末テストで僕を頼ったバカ…いえ、みなさんの事情はさまざまでしたが…」
「“誰が”、“どんな事情で”、“どんな契約をしたか”…などというプライバシーに深く関わることを僕がペラペラと他人に喋ったりするわけがないじゃないですか」
守秘義務、ねぇ…
「僕はとても誠実な男ですから」
「ほら、契約書１２７ページ目に秘密保持契約についての
「僕はそれを守っているだけのこと」
こんなことをしている時点で、誠実ではないと思うけれど
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sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！！私も好きです！♡ (2022年10月6日 17時) (
レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆（唐突な告白） (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sizuku x他1人 | 作成日時：2022年9月2日 17時
