雨粒に溶けるまで【浅見鳥之介】

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こちらの企画のCSです。

※問題点があればご指摘お願いします。

【名前】
浅見鳥之介（あさみとりのすけ）

【性別】
男

【年齢】
16

【特殊設定】
なし

【容姿】

　濃い目の緑の髪を、肩甲骨を覆う程にまで伸ばし、一部を後ろで結びハーフアップのようにしている。
　顔の左側に一房髪を垂らしてオレンジ、青紫色の二つのトンボ玉で留めている。

　鱗者としての特徴はパッと見ただけではあまりわからない。
　特徴的な耳に加え小指ほどの高さの背びれ、鱗は手首から肘、胸元に生えている。

　普段着として、全体が浅緑色、それより濃い緑色の着物を着用。
　観音水の模様が袖の下の方にあしらわれている。
　髪と同じ色のシンプルなブーツを履いている。

【ウロコ】
浅緑色。こーんな色→●
透かしてみると向こうがぼんやり見える程薄い。
若干白く濁っている。

【性格】
　穏やかな性格。
ウロコを飲んだ作用により怒りの感情を失ってしまっている。
どこかのネジが外れているというより、全てのネジが緩んでいる印象を抱く。
姉の振る舞いの真似事をしているのか年下に甘い。
　自分より同い年以下の年齢の人にはフランクに話し、年上の人に対しては敬意を払いつつ接する。
父親が作法に厳しかったため、その辺りの教育は行き届いている。

　内心は臆病。
大切な人ができたら、その人が自分の元から離れていくことをひどく拒絶する。
鱗者となった代償に怒りの感情を失ったことに対しては気にしていない。
が、過去の記憶やこれから作る思い出が消えていくことを恐れている。

【過去】
※11年前には既に雨が降っていたという解釈です。

　それなりに裕福な家で生まれた。
着物職人である父、それを支える母、そして姉と暮らしていた。

　昔の彼はシェルターの中で隠れんぼをすることが好きだった。
だが時折シェルターの奥の方まで入り込んでしまい、迷って両親の元へ帰れなくなることがよくあった。
その度に姉が見つけ出し、連れ出してくれた。

　さて、彼の姉はしっかり者である。
雨から逃げる際も姉に発破をかけられつつ、新しいシェルターへと避難していた。
そんな姉は姿の見えない両親を探すため、別れることになる。
自分も手伝うと言った彼を姉は制止し、「後で必ず行くから」という言葉をかけて両親を探しに出かけた。
そして彼は新たなシェルターで待ち続けた。
……姉は姿を現さなかった。

　ウロコは姉の痕跡を探している時に見つけ、「姉を見つけ出したい」という一心からその場で飲み込んだ。
幼い日にした「今度はぼくが迎えに行こう」という約束を胸に、旅を始める。
鱗者になってから三週間経つ。

【好きなモノ】
　お茶、お団子、暖かいご飯、甘いもの
　誰かについて行くこと、お散歩

【嫌いなモノ】
　魚、辛いもの（カレーの中辛以降）

【サンプルボイス】
普「こんにちは。ぼくは浅見鳥之介だよ。君も……ウロコを飲んだのかな？　同じ鱗者同士、よろしくね」
　首を傾げて緩く笑う。

喜「わぁ……！　ふふふ、良いね。あなたといると面白いことばかりだ」
　にこやかに笑いつつ、両手を顔の前で緩く合わせる仕草をする。

怒「……？」
　何か怒らせようとしても分かっていなかったり悲しんだりします。
（今は怒りの感情は失っているが、昔の彼が怒るときっとこう言う）
　「今の言葉、訂正してほしいな。そんな言葉ばかり使っちゃだめだよ」
　顔をしかめつつ諭す。

哀「……このまま姉さんが見つからないのかもしれない。この雨は全てを溶かすんだから」
　目元に涙を溜めつつ、しょんぼりと肩を落とす。

楽「甘いものを食べている時が一番楽しいな。体中に巡って、満たされてるって感じがする」
　漫画だったら周囲に花が飛んでいるくらいにのんき。

他１「そうそう、昔好きだった遊びがあったんだよ。姉さんとよく遊んでいてね──はて……何だったかな？」
　いつものように首を傾げ、悲しそうに眉尻を下げた。

他２「ぼくは姉さんを探したくてウロコを飲んだ、それは確かだ。覚えている──けれど……どうして探しているのか、思い出せない……」
　驚きで顔を強張らせ、蹲っている。

他３「……あなたか。知っているかな。知っていたら教えてくれないか。どうしてぼくは鱗者なんだ？」
　表情の読み取れない顔で尋ねた。

一人称：ぼく
二人称：あなた、〜さん
三人称：あの人、この人、それ、どれ

　基本的に乱暴な言葉遣いはしません。

【関係】
随時募集中です。
ボードへどうぞ！

レイン・スカイウェザー | 酸性雨様
　昔からの友人。
同じシェルターに避難している。
彼の家族が存命の頃に出会い、初見で女の子と勘違いした。
家族とも面識があってウロコを飲んだ理由も知っていることも加え、家族愛を知る手助けになればと考えている。
昔は家族からの仕打ちを、今はネガティブ思考が目立つようになった彼を心配している。

「こんにちは、あさみ　とりのすけです。初めまして！　えっと……レインちゃん？」

「今は姉さん達もいないけどさ、ぼくのところは仲が良かったから……だから家族愛を知る手助けになれればいいな、って思ってるんだ」

（ぼくは家族への執着を愛情として歪んで捉えているのかもしれない。このまま彼が家族愛を知るために手伝っていいのかな）

霜月悠也 | 雛芥子様
　甘いもの好きな友人。
出会ったきっかけは雨の中の街。
彼は常に塩対応なために「干渉を嫌うのでは」と誤解し、声をかけることをやめた時期があった。
しかし動物にデレているところを見かけて以来、再び話しかけるようになった。
彼も目撃されたことを知っているため、会う度に忘れるように言い続ける。
が、鳥之介としては忘れたくても忘れられないほどに衝撃があったようだ。

「わ……っと、ええと、同じ鱗者かな。ぼくは鳥之介です。あなたは……？」

「ああ、悠也さん。ついさっき草団子をもらったんだ。よかったらひとつどうかな？」

「わ、忘れたくても忘れられないんだよ……ふふふっ」

【備考】
身長：170cm
体重：60kg

　和服は趣味で着ている。
却って動きやすいらしい。
　声変わりも終わっており、年齢に比べて落ち着いた声をしている。
　昔は「鳥ちゃん」というあだ名で呼ばれることがあった。

ウロコの作用順
　怒り→幼少期の記憶
　→悲しみ→喜び→姉を失うきっかけとなる記憶
　→その他驚きなどの感情、表情→自分のした約束事

【派生作品について】
ガンガンかいてくださって構いません。
報告も不要です。
勝手に見つけて勝手に身悶えます。
必要なら溶かしちゃっても。

【制作者】
ずずん

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