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小|中|大|カゲロウプロジェクト【勝手に設定立て】
こちらのおまけ作品です。
このお話はコノハ落ちの古櫛ちゃんことスグルちゃんのお話です。かっこいい名前ですよね。
少しでもイメージを持っていただければ幸いです。
因みにエネ視点とまさかのシンタロー視点です(笑)。コノハもあんまり出てきません。ごめんなさい。
それではどうぞ。
こちらのおまけ作品です。
このお話はコノハ落ちの古櫛ちゃんことスグルちゃんのお話です。かっこいい名前ですよね。
少しでもイメージを持っていただければ幸いです。
因みにエネ視点とまさかのシンタロー視点です(笑)。コノハもあんまり出てきません。ごめんなさい。
それではどうぞ。
シンタロー視点
曲がり角で女の子とぶつかるっていう展開ってほんとにあるんだなって思った。
「って」っていうのも多いなっても思った。何回言った?
目の前の灰色の髪の少女は腰を抜かした俺に真っ白な手を差し出していた。
「あ、スイマセン、、、。」
と差し出された手を握った。女の人になに助けられてんだよ。超情けねぇ。
きゅ、と手を握ったとたんグイと手を引かれ強引に立たされた。そ、と外された手がぶらりと腰のあたりまで落ちた。
「如月伸太郎氏。」
「は!?」
初対面の彼女にフルネームで呼ばれれば誰だって驚くと思うんだ。うん。
「先ほどは失礼致しました。お怪我はありませんか。」
「そ、じゃなくて。名前、、、。」
首を傾げただけで表情に変化が無く主観的にコノハを連想させた。
「名前が違っていましたか。詳細情報を確認しますか。」
疑問符のない口調で淡々と喋りつづけた。本当になんで俺の名前知ってるんだよ、、、。
「如月伸太郎。誕生日、4月30日。年齢、18歳。身長172cm。体じゅ
「わぁぁぁ!!ストップストップ!!」
なんでこいつは道中堂々と人の個人情報を暴露するんだよ!慌てて彼女の口を押えるほど近づいてやっと気づいた。
「目が、、、赤、、い。」
――――――
「というわけだ。」
「お兄ちゃん何やってんの。」
結局あの後どうするべきか悩んだ挙句団内に連れてきてしまった。所詮誘拐、拉致というところだろう。
一部始終を団員に語った始末がキドの溜息。セトの苦笑い。カノの爆笑。マリーの怯えた顔。モモの冷たい目。エネの気まずい顔と我関せずなヒビヤとコノハの表情だった。やめてください死 んでしまいます。
キドが相変わらずのポーカーフェイスで問題のあいつに取り調べを始めた。
その頃にはもうモモとカノは二人でなにやら侮辱を始めるし、セトとマリーはお茶を淹れ始めたし、コノハはボーっとするし、ヒビヤは取り調べを聞こうとするしでメカクシ団ってホント自由だなって思った。
「とりあえず、お前、名前は?」
「正式名称『人間型詳細情報収集機器 SUGURU』です。スグル、とお呼びくださいませ。」
「家は?」
「寝泊りするところ、でしょうか。つい最近この辺りに離されたもので指定はありません。」
「じゃあ、その外からだされたっていう場所は?」
「データに入力されていません。」
「行く宛てがないってことでいいか?」
「名答であります。」
「一応聞くがそこのずっと笑ってる黒いパーカーの名前は?」
「鹿野修哉氏です。」
「お前の目的は?」
「データに入力されていません。ですが搭載能力が大きく関わっていると推測しています。搭載能力は『目を冷ます』と呼称されています。」
「この施設の名前は?」
「メカクシ団、で合っていますでしょうか。」
「本当に何でもわかっちまうんだなぁ、、、。」
「恐れ入ります。」
ながったらしい質問にヒビヤも唖然としていたらしい。
マリーが淹れたお茶を運んできたセトに「ありがとうございます。」と返し淹れたてのお茶を啜った。どこまで礼儀正しいんだよ。
その後スグルの特別入団が決定し、そわそわしていた団内の空気も少し落ち着いてきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エネ視点
「スグルさんは。」
と向こう側の彼女に声をかけた。
「私の本当の名前、知ってますか?」
YOUの膝に頭を乗せて寝ている遥を気にしながら尋ねた。
「はい、存じております。ですが黙っています。とっぷしーくれっと、というものですよね。」
は、とした表情で私はそちらを見上げた。
どうやらYOUはトップシークレットをよく理解していないようだった。
「じゃ、私たちの関係は、、、?」
「申し訳ありません。データには入力されていませんでした。」
表情の変化は無かったけど本当に悲しんでいるようだった。
「ごめん、、、なさい。」
YOU(今はスグル、なんだよね。)無表情のままぼろぼろと涙を零した。
あのね。スグル。私がこんなこと聞くのは、YOUの親友だったからだよ。ニセモノさんがスグルにそんなに懐くのもきっと、YOUをすこし憶えてるからかもしれないからだよ。
とは言えずにただ「泣かないでください。」というしか出来なかった。
睡眠が終わったニセモノさんと二人係でやっと泣き止ませた。
何がいけなかったんだろうと、泣きつかれてシャットダウンという名の睡眠をとるスグルの顔を見ながら後悔に近い感情を抱いた。
とりあえずニセモノさんにはスグルから離れてほしいことこの上なかった。
目を覚ました電脳少女と目を醒ました少年と目を冷ました少女の話。
曲がり角で女の子とぶつかるっていう展開ってほんとにあるんだなって思った。
「って」っていうのも多いなっても思った。何回言った?
目の前の灰色の髪の少女は腰を抜かした俺に真っ白な手を差し出していた。
「あ、スイマセン、、、。」
と差し出された手を握った。女の人になに助けられてんだよ。超情けねぇ。
きゅ、と手を握ったとたんグイと手を引かれ強引に立たされた。そ、と外された手がぶらりと腰のあたりまで落ちた。
「如月伸太郎氏。」
「は!?」
初対面の彼女にフルネームで呼ばれれば誰だって驚くと思うんだ。うん。
「先ほどは失礼致しました。お怪我はありませんか。」
「そ、じゃなくて。名前、、、。」
首を傾げただけで表情に変化が無く主観的にコノハを連想させた。
「名前が違っていましたか。詳細情報を確認しますか。」
疑問符のない口調で淡々と喋りつづけた。本当になんで俺の名前知ってるんだよ、、、。
「如月伸太郎。誕生日、4月30日。年齢、18歳。身長172cm。体じゅ
「わぁぁぁ!!ストップストップ!!」
なんでこいつは道中堂々と人の個人情報を暴露するんだよ!慌てて彼女の口を押えるほど近づいてやっと気づいた。
「目が、、、赤、、い。」
――――――
「というわけだ。」
「お兄ちゃん何やってんの。」
結局あの後どうするべきか悩んだ挙句団内に連れてきてしまった。所詮誘拐、拉致というところだろう。
一部始終を団員に語った始末がキドの溜息。セトの苦笑い。カノの爆笑。マリーの怯えた顔。モモの冷たい目。エネの気まずい顔と我関せずなヒビヤとコノハの表情だった。やめてください死 んでしまいます。
キドが相変わらずのポーカーフェイスで問題のあいつに取り調べを始めた。
その頃にはもうモモとカノは二人でなにやら侮辱を始めるし、セトとマリーはお茶を淹れ始めたし、コノハはボーっとするし、ヒビヤは取り調べを聞こうとするしでメカクシ団ってホント自由だなって思った。
「とりあえず、お前、名前は?」
「正式名称『人間型詳細情報収集機器 SUGURU』です。スグル、とお呼びくださいませ。」
「家は?」
「寝泊りするところ、でしょうか。つい最近この辺りに離されたもので指定はありません。」
「じゃあ、その外からだされたっていう場所は?」
「データに入力されていません。」
「行く宛てがないってことでいいか?」
「名答であります。」
「一応聞くがそこのずっと笑ってる黒いパーカーの名前は?」
「鹿野修哉氏です。」
「お前の目的は?」
「データに入力されていません。ですが搭載能力が大きく関わっていると推測しています。搭載能力は『目を冷ます』と呼称されています。」
「この施設の名前は?」
「メカクシ団、で合っていますでしょうか。」
「本当に何でもわかっちまうんだなぁ、、、。」
「恐れ入ります。」
ながったらしい質問にヒビヤも唖然としていたらしい。
マリーが淹れたお茶を運んできたセトに「ありがとうございます。」と返し淹れたてのお茶を啜った。どこまで礼儀正しいんだよ。
その後スグルの特別入団が決定し、そわそわしていた団内の空気も少し落ち着いてきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エネ視点
「スグルさんは。」
と向こう側の彼女に声をかけた。
「私の本当の名前、知ってますか?」
YOUの膝に頭を乗せて寝ている遥を気にしながら尋ねた。
「はい、存じております。ですが黙っています。とっぷしーくれっと、というものですよね。」
は、とした表情で私はそちらを見上げた。
どうやらYOUはトップシークレットをよく理解していないようだった。
「じゃ、私たちの関係は、、、?」
「申し訳ありません。データには入力されていませんでした。」
表情の変化は無かったけど本当に悲しんでいるようだった。
「ごめん、、、なさい。」
YOU(今はスグル、なんだよね。)無表情のままぼろぼろと涙を零した。
あのね。スグル。私がこんなこと聞くのは、YOUの親友だったからだよ。ニセモノさんがスグルにそんなに懐くのもきっと、YOUをすこし憶えてるからかもしれないからだよ。
とは言えずにただ「泣かないでください。」というしか出来なかった。
睡眠が終わったニセモノさんと二人係でやっと泣き止ませた。
何がいけなかったんだろうと、泣きつかれてシャットダウンという名の睡眠をとるスグルの顔を見ながら後悔に近い感情を抱いた。
とりあえずニセモノさんにはスグルから離れてほしいことこの上なかった。
目を覚ました電脳少女と目を醒ました少年と目を冷ました少女の話。
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作者名:わらびもち(蕨) | 作成日時:2014年6月8日 13時