うさもも

蝶が舞い散るその日まで



（前編のあらすじ）





「たとえ叶わなくてもいいー。

君を想っていては駄目だろうか。」


そう呟かれた声はどこか悲しくて。


これは西本願寺に屯所移転後、間もない頃のお話。


江戸から幕府の奥詰である伊庭八郎が千鶴を訪ねて屯所にやって来た。

彼は、千鶴の幼馴染だった。

新選組の幹部らとも面識があった伊庭八郎は千鶴の事情を土方から聞かされていた。


男装を強いられている上、あまり良い扱いを受けていない千鶴を不憫に思った彼は千鶴を心配し京に向かうことに。


雪村診療所に立ち寄った際、一通の文を目にした伊庭は千鶴にそれを渡すために町に連れ出そうとする。

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《主な登場人物》

・雪村千鶴
・伊庭八郎
・土方歳三
・沖田総司
・斎藤一
・藤堂平助
・原田左乃助
・永倉新八
・近藤勇
・山崎烝

・澤本宗一
・松本良順
・雪村綱道（回想）

・千姫
・小雪



【物語】

⁃ 再会と記憶
⁃ 陽だまりの君は （伊庭目線）
⁃ 文に託された思い
⁃ 気づいた時にはもう
⁃ 貴方にまた会えるなら
⁃ 心を揺らす悲しみ
⁃ 視線（斎藤一）
⁃ その笑顔を守りたい（山崎烝）



✳番外編として斎藤さんと山崎くんのオリジナルストーリーもあります♪