【シンタロー】本日、君との話【日替わり】

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オレの性格は固定されねえのか……ｂｙシンタロー - 2024年5月15日

▶本日→天然
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オレは、ずっと前から同じメカクシ団メンバーのYOUが好きだった。
今までにも、何度か告白をしようと挑戦したこともあったが、全て自粛で終わってしまう。

もしかしたら、YOUはオレのこと、何とも思ってないんじゃないだろうか。
告白に挑むたび、そんな思考が勇気を攫っていってしまう。


自信を無くしたオレは、どっかりとソファに腰を下ろし、俯いた。


他の事を考えろ。
心の弱いオレは、きっとこのままだと泣いてしまう。
唇を噛み締めた。



「……どうしたの？」


そんなオレに、君は声を掛けてくれる。
オレは、溜息交じりに頭に浮かんだ言葉を吐き出した。




ｼﾝ「…言えるわけねえだろ…お前が好きなのに告白できなくて困ってる、なんて……」


「……え？」



オレが言葉を発した途端、動きを止めるYOU。
頬が赤く染まっていく。可愛い。何かあったのか？

オレは、何気なしにそう思った。



「…シンタロー、」
ｼﾝ「ん？」


「……君は馬鹿なのか」

ｼﾝ「…は？」



さっきからオレ『ん？』とか『は？』とかカッコわりい…
にしても、今までの会話の中にオレが馬鹿だと思われる要素があっただろうか…？
オレは、自分の言動を振り返った。






ｼﾝ『…お前が好きなのに告白できなくて困ってる、なんて…』



ああ、はい。これですね。
叫んで家にダッシュで帰って泣きたい衝動に駆られる。
無論、しないが。


もうダメだ。終わった。馬鹿とまで思われた。
思わず涙が出そうになる。




―――『ﾌﾜｯ』


ｼﾝ「…YOU………？」


YOUがオレを抱き寄せ、頭を撫でる。

正直言って、YOUはオレより小さいため、格好は付いていない。
それでも体が熱くなって、緊張と胸の高鳴りで頭が壊れてしまいそうなほどときめいてる。




「……ほんと、馬鹿だよね。でも、」



『そんなところも、含めて、全部好きだよ』





一粒、涙が落ちる。



君が、
こんな、不器用なオレでいいんだったら、
こんな、馬鹿なオレでいいんだったら、




　 ―――――一生、愛してほしい。

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