【黒バス】生意気な彼、跪かせてみましょうか。 【日替り】

14種類の結果パターン

…YOU、キミになら攻められても……―――――――― - 2024年5月5日

◇高尾 和成
(夢主は妹設定)



高｢うへ〜…今年もクリぼっちかよぉ……｣


貴｢……お兄ちゃんの恋人はいつも一緒にいる緑の眼鏡さんでしょ？｣





コタツの机に顎を付き、実にどうでもいい孤独を嘆く兄に冷たい視線を向け毒を吐く私。

高尾家では見慣れた光景である。





高｢それ真ちゃんのこと!? ちょ、なんか誤解してねぇ!?｣


貴｢うっさい、バカ兄貴｣









高校生にもなって家でギャーギャー騒ぐ兄を尻目に、私は冬の自宅に広がる楽園…もといコタツから体を起こしキッチンに立った。





貴｢私コーヒー飲むけどお兄ちゃんのも作る？｣

高｢んー…じゃあ頼むわ。 …あぁ砂糖入れなくていーかんね｣


貴｢ハイハイ、知ってるっつーの｣



□□



私は……お兄ちゃんが好き。

それは家族としてではなく、間違いなく恋愛的な意味での“好き”で。



即席コーヒーの袋を開けつつ、ふとさっきまで隣にいた兄の横顔を見つめた。





高｢なーにこっち見てんのっ…視えてるぜ？w｣


貴｢っ…別に何も？ あー、私も無糖で飲んでみよっかな〜｣


□□□


わざと大きく音を立ててコタツのテーブルにお兄ちゃんのマグカップを置きつつ、自分のマグカップを口に運ぶ。



貴｢ん、せいぜい私を崇めながら飲むことね｣

高｢ハイハイさんきゅー。 つかなんでそんな上からなんだよwwww｣




笑いながら感謝の言葉を述べ、私と同じようにマグカップを口に運ぶお兄ちゃん。



…――――――そんな些細な行動ですら似ている。



・




ふと、手鏡に自分を映してみた。




真ん中分けの前髪に、猛禽類を彷彿とさせる切れ長なつり目。


何処を取ってもお兄ちゃんと似てない所なんか無くて。






貴｢(そりゃ、兄妹だもんね…)｣



そう思うと切なくて、慣れない無糖のコーヒーがさらに苦く感じた。







貴｢―――…ねぇお兄ちゃん｣

高｢んー？ 何だよ急に真面目な顔しちゃってwww｣






例え血の繋がった兄妹でも。
それでも……諦めたくなかった。




貴｢私、お兄ちゃんの妹やめてもいい？｣

高｢…えー……どゆこと？｣




唐突な私の申し出に目を点にするお兄ちゃんに跨がって…――――





高｢…んっ!?//｣



―――――――…キスした。





・





貴｢………こゆこと｣




いくら鷹の目でも、妹からは逃げられないでしょ？………なんてね。


〇●〇●

高｢例え妹でもお前なら…、なーんてな☆

っ…高評価くれるよなっ？//｣

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