【黒バス】Four Seasons Fiance【日替わり】

17種類の結果パターン

今日のフィアンセは・・・？ - 2024年5月11日

黒子×ＦＡＬＬ(大人設定)

〜〜〜



あの頃、僕は戸惑った＿＿



高校生になったのと同時に許嫁ができたから
頭が混乱して、思わず現実から目を背けた


そんな弱い僕なのに、君は待ち続けてくれた


そんな優しい君だから、僕は＿＿＿＿



・

あれからもう数年が経ち、僕らは社会人になった

YOUさんとは結婚前提にという訳ではないが、
お互いをより知るためにお付き合いをしている最中だ


と言っても、もう随分長い月日が流れ・・・




＿＿僕は決意したんだ




今日と言う、月が綺麗な日に・・・




「どうぞ、上がって下さい」


いつも通り彼女を上がらせ、縁側に連れて行く


「わあ、さすが十五夜・・・」

溜息交じりに言う君の声、うっとりして見ている表情、すべてが愛おしく感じる



＿＿言うんだ


何日も前から考えていたのに、その言葉が出てこない



長い年月に渡って育まれた【恋】は自分の心を焦がしていく
どうしようもなくて、辛くて、喉が焼けるような感覚に陥っていく



「テツヤさん？」

気付くと僕は俯いていて、変な汗も掻いていた



「月・・・見ないんですか？」

目を細めて言葉を投げかけてくれる優しい君に＿＿＿





「月が・・・綺麗ですね」





ずっと言いたかった言葉は意外にもすんなり告げることが出来た

何回も何回も練習したこの言葉


＿＿大丈夫・・・YOUさんならきっとこの意味、分かりますよね？




「っ」

目の前にいる彼女はあっという間に真っ赤になっていく




「どうしても今日・・・言いたかったんです。
十五夜の日は特に空気が澄んでいて、一年で一番月が綺麗に見える夜とされているので」




「なんだか特別でしょ？」と、戸惑っている君に悪戯っぽく笑いかけた

「長い間待たせてしまって、すいません」、そう言って僕はおもむろに【あるもの】を取り出す





「受け取ってもらえますか？」





・

〜〜〜


黒「さあ、式の予定はどうしましょうか？あ、子どもは何人欲しいですか？
やっぱりバスケチームが作れるくらいの人数は・・・・・って、ふふ」


「冗談・・・ですよ？」

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