【黒バス】秀徳高校の幸せな1日【日替わり】

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:21,119 hit

小｜中｜大｜

＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊

秀徳流の幸せを、彼らがお届け致します。

＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊

《高尾和成》

・席替え
・キス
・名前

《緑間真太郎》
・一緒に
・キス
・甘えた

《宮地清志》
・誕生日
・背中

・執事

《チャリアカ》

・お誘い

＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊

初めましてもろへいやと申します！
秀徳好き過ぎて日替わりを作りました。誰得？俺得です。

《ATTENTION》
・それぞれのお話は独立しています
・夢主は名字が「深森(みもり)」で固定となっています
・リクエスト大募集中です
・幸せになれたら、星をぽちっとして頂けると嬉しいです

9/4:久々に宮地さん追加しました。海常バージョン作るのが夢です。

10種類の結果パターン

今日は誰と、どんな幸せを分かち合いますか？ - 2024年5月5日

「ねえねえ真太郎」
「何だ」
「私達絶対兄妹に見られてるよね」
「……否定はしないのだよ」

現在私の誕生日デートという名目で遊園地にやってきた私達だが、
側から見れば兄妹に見えていたことは疑いようがなかった。

何せ真太郎の身長は195cmなのである。私がヒールを履いても30cm近い身長差になる訳で。

「ていうかこの場合真太郎がデカすぎるのが悪い」
「それも否定はしないのだよ」
「もう怒った手をつなげ」
「どうしてそうなった……」

ため息をつきながらもちゃんと聞いてくれる真太郎は何だかんだ甘いよなあと思って、
私は機嫌を直した。

…………のだが。

「本日はご兄妹様でのお越しですか？」

誕生日の私は誕生日マークを付けるので、見つけた園内の人から祝ってもらえる訳だが、
話を広げようとしてくれたその人の言葉は私のメンタルをゴリゴリ削った。

「あ……はあ…………」

わかってた。わかってましたよこうなる事は。
なんだかもう諦めムードの私が生返事をした時。

「YOU」
「ん？な…………」

振り向いた瞬間、真太郎のキレーな顔がすぐ近くに……………………私今キスされた？

「という訳で恋人です」

何でもない顔でサラッと言う真太郎。ごめんなさい！！と謝る人の声が全然頭に入ってこない。
歩き出した真太郎に

「えっあっあの……えっ？」

聞こうと思ったけど無理だった、というか言葉が出なかった。頭の中カオスなう。
そんな私に真太郎はまたため息をつき、

「兄妹に見えるのを嫌がっていたのはお前だろう」
「それは、まあ、そうなんですが」

だからってあんなベタなやり方を！？真太郎そういうのとは縁遠いと思ってたよ！！
心の中で勝手に色々考えていると、真太郎が眼鏡を直して一言。

「俺達の事を兄妹呼ばわりするような奴らには見せつけてやれば良いのだよ」

ズキューン。あ、無理。惚れ直した。

「ひえ～～～～～真太郎イケメン…………！！」
「恐悦至極なのだよ」

「…………ところでこれ、言われる度にやる訳？」
「当たり前だ」
「おっふ」

忙しくて中々時間が合わないけど、
一緒の時はとことん甘く優しくなる。そんな真太郎が、

「えへへ～、好き」
「…………っ、反則なのだよ」

今日も大好き。