【黒バス】今日はどの獣に食べられちゃう？

14種類の結果パターン

お前を食べれるなら、この姿もいいかもな - 2024年5月4日

☆今日はツンデレ猫の緑間真太郎君です


「くっ…俺としたことが！ラッキーアイテムを手に入れなかったばかりに！！」
「いや、それ関係ないでしょ」
「大有りなのだよ！今日のおは朝で、ラッキーアイテムを手に入れないと動物になってしまうでしょうと言っていたのだから！」
「マジで？」

おは朝侮れないな。そう思いながら興奮している目の前の緑髪の巨人…もとい、緑間真太郎を見つめる。思わず駆逐したくなるような長身…ゴホンッまぁ、私よりも大分背の高い彼を見上げると頭には猫耳、そして長い尻尾。ていうか…

「耳や尻尾まで緑なんだ〜」
「そんなことを言ってる場合じゃないのだよ！」
「いや、だっておは朝で言ってたんでしょ？なら今日一日我慢すればいいだけじゃん。焦っても仕方ないよ」
「…それもそうだな」

私の言葉にふむ、と顎に手を添えて考える緑間。…こうしてりゃイケメンなのに。ラッキーアイテムで八割損してるよね。

「とにかく今日は休んだ方がいいよ。じゃないと、高尾や高尾や高尾に笑われる」
「そう思って連絡はしてある」

そういう行動は素早いんだね。

「そ、ならいいじゃん。じゃ、私は行くね」
「待て」
「…何。私には朝練たるものがあるんだよ」
「……」

遅れたら宮地先輩という鬼に怒られ…いや、殺される。私の言葉に口を噤む緑間。けど腕は離さないし、尻尾もしょんぼり垂れている。これはつまり寂しいということなのか。そうなのか。よし、ここはひとつ私が大人になろう。

「緑間」
「なんだ」
「ジュース一本で手を打とう」
「し、仕方ないから奢ってやる」
「仕方ないはこっちのセリフだ！」

コイツどんだけ上からなの！誰のせいで学校休むと思ってんだ！…まぁ、好きじゃなきゃそこまでしないけど。緑間は暫く黙ってもごもごと口を動かした後、小さく呟いた。

「…そ、その、ありがとうなのだよ」
「…別に」
「そしてすまない！」
「はあ？…っ！？」

　突然謝られたと思ったらソファに押し倒された。突然のことに瞠目する私の目の前には何処と無く赤い端正な顔。

「今の俺は獣だから…好きなやつを見ると抱きたくなってしまうのだよ。いい、か？」

…答えは一つに決まってるじゃん。

「いいよ」

　答えてから緑間に抱き付いた時、ツンデレ猫の尻尾が小さく揺れた事に気づいた私は思わず吹いてしまった。


☆☆☆

「来てくれてありがとう…なのだよ。一番右の星を押してくれたら次も沢山愛すると誓おう」

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