想いを伝えたい。【浦島坂田船】【学パロ】

13種類の結果パターン

今日想いを伝えたいのは_____ - 2024年5月4日

_・・・素直になりたいねん。_


いきなりだが、私には幼馴染みがいる。


それは。


｢あ、お疲れセンラ｣


「ん？あぁ、YOUか。何しとんの？」


此奴だ。


此奴はセンラ。顔はいいからモテる。


正直私はよく分からない。だって意地悪なんだもん。


｢生徒会だったの？｣


「ん？あー、そうやで」


センラは生徒会に入っている。


だから、毎日多忙そうだ。


｢あ、そうだセンラ。今日お昼何処で食べる？｣


私達は結構仲は良い方だから、お昼は一緒に食べている。


だから、付き合ってると勘違いされてしまう。


「んー、そうやなぁ・・・。あ、体育館の方とかは？あそこ、景色が良いから落ち着くねん。人も少ないし」


｢そうなんだ・・・。じゃあ、そこでいっか！｣


「ん。て、もうお昼やな。行こか」


｢うん｣


〜体育館の近く〜

｢あー、お腹空いた。いただきまーす｣


そう言ってお弁当箱を開けたら。


「・・・なぁ」


センラに話しかけられた。


｢ん？どうしたの？｣


「・・・YOUってさ、好きな奴とか、おる？」



・・・何で急にそんな事。



もしかしてセンラにも遂に好きな人が・・・！？


｢いや、いないけど・・・｣


「・・・そうか｣


｢センラは？｣


「俺は、いる｣


｢えどんな子！？｣


「可愛い子。でもな、いっつも意地悪してまうねん」


意地悪・・・センラの意地悪度を越してるときあるしなぁ・・・。大変だろうなぁ、その子。


「・・・何かな、素直になれへんのよ、その子の前やと」


「・・・素直に、なりたいねん」


｢センラ・・・｣


センラがそんなに悩んでたなんて・・・。なんか意外。


「・・・なぁ、YOU」


｢ん？｣


「・・・俺がもし、YOUの事好きやって言ったら・・・。如何する？」


もしセンラが私に告白してきたら、か・・・。


そうだなぁ・・・。


｢センラは大事な存在だけど、そんな風には見てないし、断っちゃうかも｣


「・・・そうか、そうやんな・・・」


もしかして、私の参考にしようとしてる・・・！？


｢あ、いや、悪魔で私の意見ね！？その子がどうかはわかんないから・・・！｣


「・・・いや、もう分かったようなもんよ｣


｢え・・・｣


「有難うな、YOU」


そう言って微笑んだセンラは。









今までで1番。









綺麗だった。




センラさんの悩みを______

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