【文スト】君を想う空の下で僕は詠う(日替わり)

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こんにちは、虎豆です！
この作品は「過去・秘密」をテーマとしており、本編の一場面を切り取ったかんじの話が多いです。
もちろん、それ以外のも混じっていますが←
楽しんで頂ければ幸いです。

※注意
・ネタバレ
・多数のジャンル
・流血表現
・キャラ崩壊
・小説のルールで書けていないかもしれない
・日によって書き方が変わる
・作品の丁寧な時とそうでない時の差
ご意見・ご指摘など、お気付きの点がございましたらお申し付け下さい。

＜探偵社＞
太宰治
中島敦×3
江戸川乱歩
国木田独歩×2
谷崎潤一郎
宮沢賢治
福沢諭吉×2
与謝野晶子

＜マフィア＞
中原中也×3
織田作之助×5
芥川龍之介
泉鏡花
夢野久作
尾崎紅葉

＜異能特務課＞
坂口安吾×2

＜その他＞
黒の時代組
ドストエフスキー

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※作品についての意見を下さい。何口でも構いません。
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28種類の結果パターン

あなたは覚えていますか。(リクエスト募集中です) - 2024年5月1日

夢野久作(幻覚) ※病み注意

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大きな冷たい其所に、拷問部屋や新人教育の場所、奥には座しき牢がある。

そんなところに二人きり。
僕と、YOUという女の子。彼女も僕と似たような異能力者らしいんだ。

「ねぇYOU！今日は何して遊ぶ？今日は君が好きな事でいいよ！」

しかし返事は帰らず、変わりに僕の声がこだまして返事する。

「まだ体調悪いの？」

最近、彼女は僕が呼んでも全然返事をしてくれない。
大丈夫かなぁ……ご飯も食べて無いみたいだし。

「YOUが嫌いな人参が入ってたから食べないの？でも好き嫌いは駄目だよ？」

YOUに近付き体を軽く右左に揺さぶると、被っていた布団がするりと落ち、その合間から青白い彼女の体が覗けた。

「また死んだふり？あ、僕がYOUの好きな事でいいよって云ったからだね！」

大の字になって彼女の隣に転がり込んだ。
ふふ、YOUの匂いがする。
でも何か変な臭いがするなぁ。

「そうだ！一緒にお風呂に入ろう。最近入ってなかったでしょ」

そう云ってお風呂に入る仕度をする。勿論彼女の分も。

「さ、行こう！僕が背中を流してあげるね♪それで、お風呂の後は一緒におはじきをしよう！楽しみだなぁ」

しかし彼女は動こうとしない。

いや、動かないのだ。永遠に。

何故なら彼女は、彼の人形の代わりに殺してしまったのだから。

「ア。腕ガ取レチャッタ☆」

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