禁恋シリーズのあの人に、チョコレートあげてみました。【歌い手】

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Happy Valentine

世の女の子にとっては戦争の日だね

いつもお世話になっている

先生とか

弟とか

兄とか

身近な社長さんとかに、

愛を込めて渡してみませんか?

───そして、新たな人も迎えましょう。

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はじめまして。澄々と申します。

二次創作家のための聖なる日。

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"先生"×Soraru
"弟"×luz
"兄"×Kashitaro Ito
"社長"×Sou
"??"×Senra

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禁恋シリーズ一覧
1.先生
2.弟
3.兄
4.社長

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0320 10.000hit Thank you！

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0314 ホワイトデー企画

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5種類の結果パターン

Happy Valentine - 2024年4月29日

▽ ××:Senra

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幽霊さえ寝静まった夜中。いつもはよく賑わっている厨房は、静かな灯りだけがついていた。

カタカタと厨房からは、物音。誰がいるのだろうか。足音も立てずに近づいた彼は、厨房の中を見て、声を上げた。

「なんしいやいらっしゃるんどすか。…お嬢さん」

コソコソと、夜中に厨房を使っていたのは、この屋敷の主人の娘。つまり、彼が仕えるべきお方。

「せ、せんら…」

やばい、見つかった。そんな青ざめたような顔で。こんなこと、危ないからって止められるんだ。そうに決まってる。

金髪を揺らして、私の手元を覗き込めば、はあってため息。

「そないゆーんは、うちにお申し付けおくれやす」

いつもいつも、センラは私のやることを危ないから、なんていって手伝うんだ。それが、やだ。私だってお菓子くらい作れるんだよ。

ちっとも私のことわかってない。

「お嬢、」
「私が作ったものをあげたかったの！」

芯の通った声をあげて、気づいたあとにセンラを見れば、ハッとしたような顔。使用人に声を上げてしまった。…やらかした。

ごめんね、とか違うの、とか。そんな言葉をかけなきゃ。そうやって思ったのに出てきたのは、か細い声。

「…センラに、」

気づけば近くにいた彼は、私の手を優しく握って。その手の甲にそっとキスを落とした。

屈んだ時に、手に触れた髪の毛はさらさらで。

「──健気どすな」

可愛い子には旅をさせよ、ってあながち間違いではないなって呟いた彼は、姿勢を正して。

──うちは幸せどす。

そうやって、なんにでも気持ちを込めれる貴女が大好きだって意味を込めて。

貴女は世界一美しい。

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▽ 次は、執事×禁恋