+ NARUTO 暁 ～もう１つの物語～+

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Aさんの診断結果

黒い女(デイダラ)鳶「センパ～イっ！もぅ、なにもそんなに怒らなくていいじゃないですかぁ～…！仲良く一緒に旅していきましょうよぉ～っ！」

さっきからグチグチとうるせぇ奴だ。やっぱオイラにこいつとは合わねぇ。かといって旦那とがいいってわけじゃねぇがどちらかと言えば旦那といるほうが戦略的にも有利で事がうまいこと進む。それに比べてこいつはいつもオイラを面白半分で怒らせやがる。何もかもが足手まといにしかならねぇ。

鳶「ねぇセンパ～イっ…！」

泥「うるせぇっ！黙ってろ、うん！」

鳶「……もー、仕方ないなぁ…。別々で行動しちゃうとリーダーに怒られちゃいますよぉ～っ！」

そんなトビの言葉も無視をしてオイラは単独行動に出た。リーダーが怖くて暁がやってられるか、うん。

A「ねぇ……。」

すると突然背後から女の声が聞こえた。振り向こくとそこには見知らぬ若い女が立っていた。黒い瞳に黒い服。もう春だというのに厚着の服を着ている。女はゆっくりとオイラに近づいてくる。

泥「なんだお前、うん。」

A「頼みがあるんだけど聞いてくれる？」

女は微笑んでそういった。

泥「なんでオイラがそんなことしなくちゃならねぇんだ、うん。他当たりな」

そう言うとオイラは女を無視して歩いた。しかし女はタタタッと走ってきてオイラの隣に並んで歩く。

A「これを届けてほしいの。」

泥「だからオイラは知らねぇって言ってんだろ、うん。」

女はオイラに差し出してきたのは木の葉の額当てだった。どうやらこの女は木の葉の忍びらしい。そして女は何度も何度もオイラに話しかけてくる。

A「ねぇお願い、どうしても届けてほしいのよ。」

さすがのオイラもそろそろ堪忍袋が切れそうだ。相手が女だろうと関係ねぇ。俺は女に向かって怒鳴った。

泥「うるせぇっ………ー！」

しかし隣には女はいなかった。地面にはあの女が持っていた木の葉の額当てだけが残っている。あの女は一体なんだったんだ。そう思いながら落ちている額当てを手にとり仕方なくあの女の言う場所へ向かうことにした。