カノキドティータイム(短編集)

(*^_^*)

ショートケーキ*３*さらに翌日。

俺は近所のスーパーに買い物に来ていた。

理由は無論、明日のカノの誕生日のためにケーキの材料を買うためである。

｢ねぇねぇキド〜、僕苺がたくさん乗ったやつがいいな〜｣

…なんか変な奴が付きまとっているが。

｢…なぁ、お前変態なのか？ストーカーか何かなのか？｣

｢やだなぁ、なに言ってるの？キドは僕の彼女だからに決まってんじゃん！｣
俺の問いかけに、カノはヘラッと笑う。

｢キモッ…｣

｢ねぇ、ひどくない!?そんなに僕をディスりたいの!?｣

一言切り捨てると、いつものように涙目で抗議する。
そんなこいつは、やっぱり可愛いのだ。

｢あーあー、わかったから…少し静かにしてろ｣

素直になれない俺も俺だが。

｢えーと…苺はこの間セトが持って帰ってきたからいいとして…あとは…｣

｢ねぇ、今さらっと僕の事シカトしたよね!?｣

｢…生クリームと小麦粉…｣

｢もしもーし？キドさーん？｣

こいつと二人きりの買い物は、なんだか楽しかった。









修哉の誕生日まで、あと１日。

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