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「しかも、1年半で彼氏5人って…」


「それは…」


「本気だった?夢中だった?」


「……学生時代の青春を楽しもうとしていた時で…恋に恋をしていたような感覚があって…」


過去の事まで抉り取られて、羞恥心と恐怖心に押し潰されそうだ。

一体、1年生の誰から音声を貰ったのか。


「やっぱり結婚はお遊びだった?」


そんな事を聞かれて、私はそれこそ即答した。


「そんな事ないです…!」


それだけは確かだ。学生時代は交際相手がコロコロと変わっていたが、五条さんと結婚しようと思ったのは気まぐれでは無い。

凄く固い決意があった訳でも無いが…。


「じゃあ、僕は歴代彼氏の中で何番目に良い男?」


「えぇっと…勿論1番ですよ?」


「……」


「その……交際相手という意識が無いと言いますか…五条さんはまた特別な枠にいるような感覚で…」


上手く説明出来なくてモヤモヤする。口があんまり達者じゃない私は、考えつくものをそのまま言う事に精一杯だ。


「…上ずる感じがしないんです。今までは恋人がいる自分が好きだったんですが、五条さんはそんな感じじゃなくて……」


「本当に?自分に言い聞かせてるんじゃない?」


「…そんな事な──────」









ふと唇に触れられる感覚に、驚いた。顔がすぐ目の前にあって、ようやく気づく。

あ、今、キスされてるんだ、って。









「…なっ……なんで」


「だって僕達結婚してるんだよ?良くない?」


顔をガシッと掴まれて、2回目もすぐにされる、と思いきや、今度は舐められて、思わず口を開いた。そのまま、私の舌を歯で噛んだり、舌同士で絡ませられたり。味を確かめるかのようでゾッとする。


「…本当はさ、肌も顔も、手も、足も、君だから触りたい。好きだよ、好き。逃げんな」

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作者 - 緑の白猫さん» ありがとうございます!少しおかしい幸せな恋愛を目指しているので、そう言って下さり嬉しいです! (2021年3月3日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - 唯でさえ五条さんがヤンデレ気味なのに、夢主ちゃんもちょっと変な娘で、其れなのに純愛っぽく成立している所が、読んでいて堪らなく好きです。更新は無理せず頑張って下さい! (2021年3月3日 20時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2021年3月3日 0時

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