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忠「何も違わない。僕は君らにとって自分達の地位を築くための道具でしか無かった。そこに親子の愛なんて1ミリもない。」
まぁそれは呪術界全体に言えることだけども。
忠「今までしてきた不正も呪詛も見逃そうと思えば見逃せた。でも、僕にはお前達を人間と思える程心は広くない。」
と佐光くんが言うと当主が項垂れた様に下を向いた。
めい「誤解よ、誤解なのよ、」
忠「ここまで証拠が揃っていて言い訳なんて見苦しいよ。」
めい「そんなっ、」
忠「それに人身売買にも関わってるよね。」
さぁどう来る。
佐光家の後ろに座る五条家を見るが当主・奥様はポカンとした表情で前の2人を見ているが、五条誠は佐光くんを睨んでいた。
茂「ちがう、違うんだ!!聞いてくれ!!」
めい「あなたっ、」
茂「それらは私達が進んでやってた事じゃない!!全て五条誠の指示だ!!私達は騙されたんだ!!被害者なんだ!!」
『……よく言うよ、』
口を出さないでおこうと思ったのについぼそっと声に出してしまったが、マイク通ってないからセーフ。
私の隣に居る恵と真希は段々状況が掴めてきたようで、いつでも式神と呪具を出せるようにしていた。
かく言う私は左腰に差している刀に左腕を掛けてリラックスモード。
茂「だからっ、」
叫んでいた佐光茂の声が突然無くなって今度は佐光めいの叫び声が聞こえる。
めい「キャァァァァァ、あなたっ、あなたっ!!!」
誠「ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあうるさいなぁ。」
佐光茂の後ろに座っていた五条誠が短剣で佐光茂の動脈を掻っ切った。血飛沫が勢いよく襖にかかった。
ドサッと倒れた死体を必死に揺さぶる佐光めいも同じように首を切って殺した。
誠「あーぁ。めんどくさい事になったなぁ。」
『まぁそう言わずに。』
誠「まぁこれも予定の内。仕方ないか。」
懐から拳銃を出し、構え天井に向けて撃ち電球をひとつ破壊した。
最後列で禪院家の使用人たちが怯えて頭を抱えている。
誠「俺たちは話し合いを望んでいるよ。禪院 A。」
そういうのが合図と言うように黒服の男たちが四方から部屋にはいってきて中の人達全員を人質に取った。もちろん柱に身体を預けて見ていた悟も中にいる。
そして男たちは天井にかかっている電球を全て撃ち壊した。
誠「君達が俺らの周りを嗅ぎ回っていたのは知っていた。それで何も対策せずにココに来ると思うかい?」
『相当な馬鹿じゃない限りないだろうね。』
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時