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〜伏黒side〜
Aさんに見とけと言われて大人しく見ているとこの結納の意味が何となくわかってきて、いつでも式神を出せるようにしていた。
誠「俺は残念ながらここに転がってる奴らと違い馬鹿じゃ無いもんで。それなりに対策はさせて貰ってるよ。」
と死体といって転がっている佐光夫婦を蹴った。
黒服の男たちに会場全体が囲まれているのにAさんはずっと刀に片腕を掛けてじっと五条誠を見つめていた。
『その対策とやらに私が何も対策をしてないとでも?』
Aさんがそう言うと会場に座っている人達の1番外側一列に座っていた高専関係者が一斉に立ち上がった。
『はは、さすが。事情話してない人もいるんだけどな。皆空気読めてんね。』
その立ち上がった中には俺の同期の釘崎・虎杖を初め狗巻先輩・パンダ先輩・乙骨先輩もいて夜蛾学長もいる。
そしてその外側の人間たちが立ち上がって全員の視線が後ろや左右に移った時、会場にどよめきが起こった。
「なぜ、五条悟がここに、」
「封印されていたのではないのか」
五条悟を快く思っていなかった人達から不満の声が聞こえている。
誠「は、悟?何故ここに、いつからっ、」
『いつからって、ずっとだよ。気付かなかったの?馬鹿だねぇ。』
とわざわざマイクを通して言う。
『まぁそれもそうか。これだけ大きな呪力を漂わせていたら悟の呪力もわかんないか。』
誠「………なんの事だ。」
『え?とぼけるの?君の言ってた対策のひとつだと思ってたんだけど違ったかな?』
Aさんは右人差し指で下を指した。
『地下に。正体不明の呪力がある。それも大きくて禍々しい。私でもそこまでしか分からなかったけど、佐光くんや補助監督達が気付いてなかった。それに2級以下の呪術師にも。
つまり非術師から見えなくする帳と呪術師から隠す帳。そしてその上から比較的弱めの呪術師でも見える帳を下ろしているね。
いい帳だ。私も実際じっくりここに立ってみないとわからなかった。』
誠「ははは、まぁ確かにそれも俺のカードだが、それだけじゃない。」
五条誠は懐から鈴を出した。
誠「俺の術式は催眠だ。条件は俺が術式を発動している時に俺から声を掛けそれに応答した人間にのみ掛けれる。その時名前を言わせれば術の効果は強まる。
発動条件はこの鈴だ。」
といいチリン、と音を鳴らした。
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時