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レッドブル3本を犠牲にして7時半までかかって全ての報告書を終わらせた。
『あ''〜〜、つかれたぁ。』
背もたれに全体重を預けると背中がボキボキっと鳴った。
伏「お疲れ様です。」
5時前位に昨日から各地方に遠征に行っていた悠二・真希・棘・パンダが、6時過ぎ位から任務に行っていた恵・野薔薇・憂太が帰ってきていた。それに同伴していた補助監督達もわらわらと帰ってきており実に賑やかな教員室になっていた。
『おつかれぇい』
どうぞ、と言われ差し出されたOKAKAと書かれたマグカップを受け取る。中には淹れたてのブラックコーヒー。の中に眠剤。気付いてないフリして飲んでるけどちゃんと知ってるし、皆が私を休ませようと必死に考えてくれてるので有難く受け取る。
『出来のいい弟だわ。』
伏「そう思うなら俺の言うこと聞いて休んでください。」
『出来の悪い弟も居たわ。』
ズッと暖かいコーヒーを啜る。
『うま、』
釘「A、」
『ん?』
釘「アイツの処分、そろそろ考えたら?皆心配してるわよ。」
『え〜、めんどくさい。』
恵「めんどくさいじゃ済まされないでしょ。」
悠二「そうそう。Aさんただでさえ忙しいのに自分からもっと忙しくするんだもん。Aさんにそんな働かれたら俺らが休めねぇよ。」
真希「そうだぞ〜。」
棘「しゃけ。」
『え、棘がしゃけって言った?!え、可愛いもっかい言って??』
棘「話を逸らすな。」
『ちぇ。』
パ「そもそもさ、なんでAはそんな面倒くさがる訳?Aの立場ならいくらでも処せるだろ??」
『嫌いな人間とさ、話したり、その人のこと考えたりする時間って無駄じゃない?だからさ、まぁ来た書類整頓して、変な日本語綺麗にしてさ。それで有栖川さんと皆が話す時間が減って皆が笑ってんなら私はその笑顔でプライスレスだから今のままでいいや。』
真希「オマエのその自己犠牲もここまで来ると惚れ惚れすんな。」
『そりゃどーも。』
真希「褒めてねぇよ。」
ゆっくり飲んでいたコーヒーが終わりに近付きだんだん瞼が重たくなっていた。
『ねむ、』
恵「提出は俺らでやっとくんで、今は寝てください。」
自分のデスクにあるPCに挿さっているUSBメモリを引き抜いて恵に渡した。
『よろしくぅ、』
その言葉を吐いてから、私の意識は暗闇へと落ちていった。この時恵が全ての報告書の提出者の名前を私に変えて提出してたのは、あとから聞いた話だ。
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時