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野薔薇にその場で私のPCを確認してもらうとやっぱりデータが全部消えてるらしく、バックアップ画面からもう一度ダウンロードをしないとダメっぽかった。
『今日も帰れるかわっかんねぇ〜』
新田ちゃんに車で高専まで送ってもらって、今日しなくちゃいけないことを考えながら早足で歩く。
とりあえずさっきまで書いてた報告書仕上げて、有栖川さんの日本語解読と誤字脱字直して、それから今いったやつの報告書と、あ、その前にバックアップの復元して、いやその前にレッドブル飲もう。眠たい。
足早に教員室に入り、カツカツとヒールを鳴らして自分のデスクに向かう。すると突然背後から声をかけられた。
五「ちょっとちょっと〜?久しぶりに会った恋人フルシカトですか〜?」
『ひっ、』
全然気付かなかった。
『あ、れ?いつから居たの?』
五「Aが来る前から居たよ。気付かなかったの?」
『うん。あれ、伊地知さんもいたんだ。珍しいね。』
視界の端に伊地知さんを捉えてから冷蔵庫に足を向ける。
『はぁ、ニコチン不足。』
五「え、ダメだよ??」
『むり、死ぬ。ほんとに、無理。』
五「え、これ全部Aの?」
『そうだよ?』
レッドブルを1つを手に取りプルダブを空けて1口飲んだ。
『だってコレが1番美味しいんだもん。』
五「いや、そうじゃなくてさ。え、常飲してるの?コレ。」
『うん。』
冷蔵庫からの帰り際に引き出しからウイダーとカロリーメイトを1つずつ取り出してちゅー、と10秒チャージしながら椅子に座った。とりあえずバックアップの復元しよ、とパソコンを開いていると悟がじーっと私よ顔を見てきた。
『………なに』
五「いつから寝てない?」
『昨日徹夜しただけ。』
五「嘘つけ。一徹ぐらいじゃこんな隈にはなんないでしょ。ちゃんと言って。」
『ほんとほんと。』
寝てないのはね。仮眠はしてるよ。
目も合わせずに受け答えしていると伊地知さんがこちらにきた。
伊「五条さん、そろそろお時間です。」
五「伊地知オマエまじビンタな。」
『伊地知さん可哀想でしょ。辞めてあげて。ちゃんと任務行って。』
五「今日絶対早く帰って寝るって約束してくれたら行く。」
『わかったわかった。』
五「約束だからね!!」
何時に帰ったら早いになるかわかんないけどなるべく早く帰りたいよ、私も。
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時