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ページ13

『2…』


Aさんのその言葉を聞いてそれを聞いた呪術師達がどんどん膝を折った。


『1……0。しゃがまなかった奴は自己責任。死んでも知らないから。』


その言葉と共に、キン、と言う音。あの刃のない刀に乗せれる全力の呪力を乗せて突如現れた呪霊と改造人間の有象無象の首を斬り落とした。

そして言うことを聞かなかった黒服の1部の人間の首も一緒に斬った。


誠「っ、……」

『……もう、いいでしょ。』


Aさんが刀を鞘に仕舞って一歩一歩ゆっくり五条誠に近付く。手札が無くなった五条誠は腰を抜かして後ずさっている。


『君の敗因は、これ如きで私を殺せると思っていた事。』


自分の影を伸ばして床に空いた穴に1本の道を作りそこを歩いて五条誠の元へ行った。


『少し力をつけたからって驕ったね。特級呪術師()に対して2級如きの有象無象に手こずるとでも思ったの?』

誠「…ぁ、……あ、」


カタカタを震えながらAさんを見上げている。


『君の事はちゃんと殺すよ。』


【脱兎】

影からポコポコと10匹程度の脱兎を出した。


『【脱兎】は昔私が持ってた【鰐】の力を継承して顎が発達したの。【脱兎】は元々撹乱カードだったけど呪霊も祓えるようになったし、それに、人肉も噛める程強くなったの。』

誠「はっ、やめろっ…やめてくれっ、」

『ははっ、なに?聞こえなぁい。』


脱兎達は五条誠に向かって飛び付き五条誠を生きたまま食べ始めた。


誠「い''だい''!!い''ぎゃっ、!たす、だずげでっ!!!」


五条誠の断末魔がシーンとなった会場に響く。

叫び声を上げながら脱兎に喰われて途中で息絶えたのか、脱兎に喰われる衝撃で身体がビクビクと動くだけになった。

それを目の前で見つめていたAさんは脱兎が肉を全て食べ終えると【脱兎】を解いて踵を返した。

その時に少しだけ見えた彼女の顔。
目に光は宿っておらず、視線は刺さる様に冷たい。いつも上がっている口角は上がっていなかった。
それでもその顔はすぐ下を向いてしまって見えなくなった。


一部屋分の影を踏んで戻ってきたAさん。近くにいた呪術師達は彼女から逃げる様に体を引いている。次彼女がどう動くのか皆が固唾を飲んで見守っている。



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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時

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