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自分の身長・体重全て上回る大柄の男を細い足1本で蹴り飛ばしたAさんは五条誠に向き直った。


『……邪魔だな、』


Aさんが刀を一振りして襖を全て真っ二つに切り、視界を開けた。

その時に見えたAさんの呪力。極限まで細く平らに形成された呪力は本物の刃の様。それをブン、と振り呪力を飛ばして襖も先程の腕も切り落としたのか。

さっきの腕はだいぶ呪力を小さく絞ってピンポイントに。今の襖は小さく鋭くても広範囲に広がるように呪力を調節していたのか。


伏「……すごい、」

真希「あぁ。」


俺が思わず呟いた言葉に真希さんが賛同した。

Aさんは五条誠へ足を向けて歩き出した。その時大きな揺れが屋敷を襲った。


「なんだ、!?」
「地震かっ!!」
「うわーーん、おかぁさーん!」


周りに動揺が顕著に現れる。


『!、帳が、』


その瞬間帳が全て上がった。


誠「ははは!!俺のカードだって言ったろ!!!」


蹴り飛ばされた五条誠は声高らかに笑っている。


虎「お前!!いい加減にしろよ!!」


禪院家の子供たちを守っていた虎杖が大きく声を上げた。


誠「いいねぇいいねぇ。皆青くて素敵だよ!!でも、」


俺達がいる部屋と1つ空けて五条誠がいる部屋の間の部屋の畳がバコッと音がして全て吹っ飛ばされた。


『!?』


そこから出てきたのは呪霊と人の様なもの。


誠「そいつらは俺が買った人間さ。色んな人間の体を繋ぎ合わせて作った言わば改造人間。呪力を込めて作ったから最低でも2級の力は持っているぞ。」


五条先生をチラッと見ると腕を組んでサングラスの奥にある瞳はじっとAさんと五条誠を見つめていた。
あの人に参戦する気がない。


誠「いつまでもぼーっとしてるとここにいる全員こいつらに喰われるんじゃない?」


腕を斬られて冷や汗をかいて起き上がっている五条誠がAさんを煽る。

ここにいる全員腐っても呪術師。全員立ち上がって応戦しようと各々の術式を構えている。


誠「さぁ、戦争だ!!!」

『全員、3秒以内にしゃがめ。3』

伏「なにを、」


特級呪術師として、禪院 Aとして、禪院家当主としての今までの行いから得られた信頼。ここにいる皆嫌ほど知っている。彼女がこの5年からどれ程の血反吐を吐き血の汗を流し心を殺しながら人の為に呪霊を呪詛師を殺して来たのか。それがどれ程の信頼に値するのかを。



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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時

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