【呪術廻戦】五条先生の恋人になった元パンピーの話。【五条悟】

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〜五条side〜


＿＿＿＿Aが大怪我したって連絡が入ったのは仙台で両面宿儺の指の回収の任務をしていた時だった。









依頼書では2級の呪霊が指を取り込んだかなんかで特級になってるから特級である僕が行けと伊地知が言ってきた。そしてその時一緒に居たAは初めての単独任務を言い渡されていた。


五｢ほんとに1人で大丈夫？｣

『大丈夫じゃない？多分。』


知らんけど。といつもの調子で言葉では慢心の様な事を言っているが瞳はギラギラとしている。


五｢Aも呪術師っぽくなったなぁ｣

『どの辺が？』


僕に見向きもせず言葉だけこちらに寄越し目はずっと伊地知に貰った資料を読んでいた。そういう所と言いたかったけど、資料に目を通し終わったAが伊地知に声をかけたので出来なかった。


『よし、じゃあ行きましょう、伊地知さん。』

伊｢そうですね。行きましょう。｣

五｢行ってらっしゃい。｣

『いってきます！』


そう言って元気に手を振って真希から借りた(ほぼ貰ったに近い)呪具を背中に背負って伊地知と共に任務へ向かった。

僕もさっさと行って帰って来ようとAに背を向けて歩き出した。





仙台に着いてみると指は普通の箱に入っていて普通に封印されていた。


五｢…………は？｣


こんなのただの指の回収じゃねぇか。任務振る相手間違えてんのか。


五｢っA｣


もし振り分けを伊地知が間違えたとしても依頼書には嘘が。依頼書を作ってんのは上の連中だ。もしAの方の任務が危険なものなら、あの子が危ない。そう思って伊地知に連絡しようとスマホを手に取った瞬間、伊地知から電話が入った。


五｢伊地知！｣

伊｢ごごご五条さん！！｣

五｢どうした、何があった！Aは、｣

伊｢僕達が現場に着いた時には呪霊は準1級程度に成長していました。そして、朝比奈さんがそれを祓って腹部と頭部に怪我を、｣

五｢分かった、僕もすぐ向かう。すぐ硝子の所連れて行ってくれ。｣

伊｢今、高専着きました、｣

五｢伊地知、頼む、｣



指を回収した場所から少し走って開けた場所に向かった。
そのまま術式を使って高専まで飛ぶ。


帰りも新幹線でゆっくり喜久福でも食いながら帰ろうと思って買ってたけどそんなものどうでも良くて中身がぐちゃぐちゃになる事も疎わず全力で硝子の所に向かった。


五｢伊地知、硝子！Aは、｣




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