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僕が部屋に入った時は硝子が手術着に着替えて伊地知がAを抱えて手術台に乗せようとしていた時だった。
家「今からだよ。」
伊地知に抱えられたAは腹部に大きめの穴が開き、額もぱっくり割れていて、ここからでは息してるかどうかすら分からない。
五「A、Aっ!」
家「出血が多すぎる。生きているのが不思議なぐらいだ。」
硝子はテキパキとAの服を切って心電図を測る機械を付けようとした所で伊地知が気を使って出ていった。
家「見てるつもりか。」
五「当たり前だ。」
家「………わかった」
その後硝子は傷口を反転術式で塞ぎ輸血パックと点滴をAの腕に付け、その後酸素マスクやらなにやら詳しい名前が分からない機械をAにつけていった。
家「今は落ち着いてるが、この後怪我による発熱、輸血による拒絶反応、色々出てくるから誰か1人が着いてないといけない。」
五「僕がいるから」
家「だろうな。私は家に帰るが、いつでも出れるようにしておくから何か異変があったら呼んでくれ。」
五「わかった。」
上の連中を締め上げるのはAの目が覚めてからにしよう、と後回しにして今はとりあえずAが生きてた事を喜んだ。
五「……久々に、生きた心地がしなかった…」
仲間がどれどけ死のうが何も感じなかった訳ではなかった。がここまで焦った事も心臓が止まる様な思いをしたのも初めてだった。
五「A、早く起きて、」
医務室のベッドに搬入されたAのだらんと力の抜けた手を握りベッドの横の椅子に腰掛けた。
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華渚(プロフ) - あやさん» うわーーーーん!!いつかできることを願ってます!(泣) (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 占ツク内検索の検索設定、やっと見つけました! でも…コンテンツフィルダリングは「行わない」になっていました。最後の砦が…(号泣) 私だけ入れない帳が降りているとしか考えられません(ToT) 色々と可能性を考えて下さりありがとうございましたm(__)m (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» 作品を検索する時にワードを入れるところの下にあります! (2021年7月23日 20時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 「ページ/検索に表示」はONになっています。占ツク内検索の検索設定はどこにありますか? (2021年7月23日 20時) (レス) id: 7f35e3342c (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - あやさん» ページ/検索に表示ってONになってますか?後は占ツク内検索の検索設定でコンテンツフィルダリング行わないにするくらいしか思いつかないです……。ごめんなさい(泣) (2021年7月23日 17時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年10月28日 21時