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単純すぎないか ページ4

それからというもの馬鹿みたいに、なぜか大谷翔平というやつに惹かれはじめた。

いやいや、単純すぎるだろうが、私。
いやいや、世間一般的にはこんな感じで恋が始まるのか?


わたしたちの関係は少し奇妙だった。







気がつけば春がきて、翔平くんは多忙な時期を迎えた。


わたしの翔平くんのつきあいはいわゆる「友達以上恋人未満」。

わたしは翔平くんと呼び、彼はAと呼ぶようになった。


会う時間はとても少ない。
でもその中で彼の人間としての素晴らしさに触れた。

「野球」が人生の中心で、「野球」を仕事としているにも関わらず、誰よりも「野球」がすきな翔平くんの生き様は人間として尊敬できる部分がとても多かった。


「Aは今日何してたの。」
「仕事。」
「仕事以外は?」
「・・・なんにもしてない。」
「・・・でもまあ、俺もそうだわ。野球以外なんにもしてない。」


のんびり、まったり、過ごしていた。
そんな日々のなかに翔平くんが入った。



いつも通りヤスと飲みに行く。

「A最近たのしそうにしてんじゃん。」
「うん〜なんか翔平くんと仲良くなれて自分の人生観変わってきたような気がする。」
「おまえらの難点は国内じゃおちおちデートもしてらんねえってところだよな。」
「まあ、会いたい気持ちがない訳じゃないけどさぁ」

自分が元々特殊な性格だったのかもしれないと、最近はすごく考えるようになった。
いかんせん私は四六時中他人といることが苦手だ。

今の地味な仕事も決して嫌いではないし極力続けたいとも思う。
貯金をして高くていいものを何年も使い続けることも大好きだ。

もしも仮に翔平くんと結婚するとしよう。
きっと彼はシーズン中、嘘みたいに忙しく、オフシーズンも嘘みたいに忙しいだろう。



「翔平くんはさ、もう国の宝なわけじゃん?」
「大げさな気もするけど、まあそうだよな」
「私みたいな雑草女が結婚してもいいのかな〜」
「お。気持ちは少し変わってきたか?」
「そりゃあ、もちろん。」

ヤスは私の対面に座り満面の笑みだった。

「じゃ、気持ち伝えにドームに会いにいくか〜!」
「は?」


ヤスはチケットを2枚取り出すと私にわたした。

「今日、翔平は先発。急がないと試合前にあえなくなるからいくぞ。」



今日はヤスと二人で、買い物してカフェ行って終わりだと思っていたのに。

やってきました→←まさかのプロポーz(ry



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ずゅん(プロフ) - おぐさん» こちらこそありがとうございますヽ(o´3`o)ノ早速ニヤニヤしながら妄想膨らませております☆ご期待ください! (2016年12月8日 19時) (レス) id: ba0f5b3a68 (このIDを非表示/違反報告)
おぐ - 早速のお返事ありがとうございます!知ったのは最近ですが、結婚はもう何年も前にしてるのでググってみてください(笑)お相手は大谷くんかやー様でお任せします! (2016年12月7日 22時) (レス) id: 7eaeb49283 (このIDを非表示/違反報告)
ずゅん(プロフ) - おぐさん» コメントありがとうございます!!そんなことが実話に起こってるんですか?!ググります。(笑)ぜひ!書きたいです!因みにお相手はどなたがご希望でしょうか〜〜??これからも気軽にコメントしてください!! (2016年12月7日 21時) (レス) id: ba0f5b3a68 (このIDを非表示/違反報告)
おぐ - いつも更新楽しみにしています!ずゅんさんにリクエストがあって一念発起して送りました。ファンレターから文通して?遠距離恋愛の上結婚した野球選手と一般女性の本当にあったエピソードを聞いて、ぜひ書いてほしいです!よろしくお願いします! (2016年12月7日 20時) (レス) id: 7eaeb49283 (このIDを非表示/違反報告)
ずゅん(プロフ) - まおさん» わわわわ!!!ご覧頂けていたのですね〜〜TT感無量〜〜TTや〜〜妄想と理想をおおいにぶちこんでおりますヽ(o´3`o)ノツイッターのフォローもありがとうございました!! (2016年12月5日 7時) (レス) id: ba0f5b3a68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずゅん | 作成日時:2016年12月3日 15時

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