＊1 【第2章】 ページ20
｢合格したわ｣
｢うおまじか！？余裕かよ｣
｢でさ､｣
｢あー褒めてやる褒めてやる｣
よくやったよくやったと適当に言いながら頭撫でるというかわしわししてくる牛子ちゃん｡
いや｡
あの男友達連れてきたよってことを伝えたかったんですが｡
｢やれば出来るってことだな
…ん？｣
｢あ……お邪魔してます…｣
ほらみろあの人らに見られた
変な従兄ですいませんね
｢友達か？｣
｢前言ってた男友達｣
えふびー固まってんじゃないの
カオスな状態ですみません｡
まぁ簡単に言うとですね､合格の知らせを塾にしに行ったところその場でえふびーらに遭遇しそして
パーティーが今日2月2日に開かれることに｡
なんでだよ｡
なんで当日なんだよ｡
まーうっしーなら許してくれるだろうとそのまま引き連れてきた｡
｢なるほど｡
ちょっと散らかってるけどAの部屋なら全然問題ない｣
｢おけ｣
ちょっとしょんぼりしてる(ようにも見える)うっしーを尻目に私の部屋へごー｡
｢ええぇAちゃんの部屋でいいの…？｣
｢まってまって今の人だれ！？！？彼氏！？｣
｢でけぇな家｣
｢…でかいな｣
うるせぇえええええ黙ってついてこいいいぃいいぃ
｢どうぞ入って｣
｢アレお兄さん！？｣
｢従兄だから！！｣
なんかホッとしてるきっくんまで部屋に押し込むと､無事ぱーちーは始まった｡
ケーキやらなんやらを広げて､音楽(恐らくえふびー作)もつける｡
｢うおぉ……｣
えおえおがめっちゃ食べたそうにしてる｡
こんな顔すんの珍しいな…
｢えおえおもう食べていいよ､気遣わないで｣
許可を出すが､間髪入れずにきっくんからお咎めが入った｡
｢ダメ！！！A甘やかしちゃダメ！！！｣
｢えぇ……｣
こんなうずうずしてる子に待ては可哀想だわ…
なんやかんやしてる内に準備が整ったようで｡
きっくんがデカい声で音頭を取る｡
｢よし！！じゃあみなさんジュース持って…｣
…と思ったら｡
｢Aの合格に……
あああフォーク忘れた！！！！！｣
｢バッカなにしてんだ｣
フリーダムかよ｡
｢えおえおなに自分の分だけ持ってきてんの！！！｣
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作者名：くうはく | 作成日時：2017年12月28日 1時
